自分の悩みでリサーチする

遠江です。

昨日は、「需要のある智慧をアウトプットすれば稼ぐことができる」ということをお伝えしました。

きょうは、「では、どうすればそんな文章を書くことができるか」ということについてお伝えします。

初心者のための智慧のアウトプット方法ということになります。

実は、これは悩み多き人ほど有利な面がありますので、そういう方には朗報です。


◆守護霊の目線で自分を見る

初心者が需要のある智慧をアウトプットするには、まず自分をクライアントにすることです。

つまり、悩み多き自分に対してアドバイスを試みるわけです。

そのとき大事なのは、「アドバイスをする自分の視点をどこに置くか」ということです。

カメラの位置をどこに設定するかで結果が変わってしまうのです。

その答えは?

善意なる第三者の目で自分にアドバイスすることです。

悩んでいる自分と同じ目線でアドバイスしようとすると、堂々巡りになります。

悩んでいる人が悩んでいる人にアドバイスしても、傷の舐め合いにしかならないということですね。

だから人のいいカウンセラーにでもなったつもりで、少し突き放した目で自分を見てください。

いい意味で上から目線でアドバイスしてかまいません。

「いい意味での上から目線」というのは、スピリチュアル的にいえば「守護霊の目線」のことです。

「守護霊」というのは、あなたのことをよく知っており、あなたより認識力が高く、親身になってくれる存在だとお考えください。

そうすれば決して厭味にならず、天使のような導き手としてアドバイスできるはずです。

「いいですか。あなたいまそこで悩んでますね。でもそれはこうすればいいのですよ」という感じでアドバイスしていきます。

そして、それを文章にしていってください。

優しく、わかりやすく、おもしろく。

ズバッと結論を言ったり、たとえを上手に使ったりしながら。

それが、「自分をクライアントにする」という練習になります。


◆発展思考

まだその悩みを解決できていないのに、アドバイスなどできないのではないか?

こういう疑問が湧くかもしれません。

でも、バーチャルで「すでに解決し終えた自分」というものを想定して、それに語らせることは可能なのです。

なぜなら俳優とはそもそもそういうものでしょう?

まだ成功してなくても、成功者の役になり切ることは可能です。

こういう考え方を「発展思考」といいます。

「発展思考」というのは、自分がこれから山を登る場合、すでに山の頂上に登頂した視点を確保して、そこからふもとにいる自分を引き上げようとする思考法のことです。

そうすると、ふもとから見上げるときには思いつかない智慧が、上から見下ろすとたくさん湧いてくるものなのです。


◆上から眺めて初めてわかる智慧

つまり「下から目線」では見えないことが、「上から目線」には見えることがあります。

蟻の視点より、隼の視点のほうがいろいろなものが見えるでしょう?

ちなみに私は「上から目線」を何かすべて悪いことのように言う最近の風潮に、疑義を呈しておきたいと思います。

上から見る視点にもいいものと悪いものがあるのです。

人を見下しバカにするのは「悪い上から目線」。

しかし、山の頂上からふもとの人を引き上げるのは「いい上から目線」。

この善悪の判断をつけた上で言論を展開していただきたいのです。

そうしないと、自動車事故があるから車を全部なくせというような乱暴な議論になります。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、というような感情的な反応をするべきではありません。

感情的になった民主主義から全体主義が勃(おこ)って、粛清の嵐になった歴史の教訓を忘れてはならないのです。

ちょっと脱線しました。

とにかく「発展思考」で上から自分を引き上げようとすると、智慧がたくさん湧いてくることを知ってください。


◆遠江の過去

ですから、いま悩んでいる自分がいたとしても、もっと高度な視点からアドバイスを試みることは可能です。

悩み多き人は「たくさん練習ができる。ラッキー!」と光明転回して、どんどん自分にアドバイスしてみてください。

実際に元気になりますし、決断できるようになりますし、行動できるようになるはずです。

実は私も昔、堂々巡りの日記を書き連ねるタイプの青年でした。

いろんな悩み事を、ああでもない、こうでもないと延々つづっていたのです。

その時代の日記がいまも保管してありますが、何年経っても同じことをぐるぐる言い続けています。

それをやめたのはいまから25年ぐらい前です。

なぜか人に教える立場になって、泣き言を言えなくなってからです。

自分はひな鳥だと思っていたのですが、そんな自分がさらにひな鳥を受け持たされたので、彼らの前では嘘でも親鳥の真似をしなくてはならなくなったのです。

いま思えば、それが私の転機でした。

親でもないのに親の真似をして、弟や妹の面倒を見なくてはならなくなったのです。

そうしているうちに、自分が抱えていた悩みに対しても、もう少し大人の目で見ることができるようになりました。

守護霊の立場で自分が自分にアドバイスする、ということを自然にやり始めたわけですね。

それが、いまの私をつくっています。


◆あなたも導き手になろう

そして、自分にアドバイスするときは、きちんと文章にすることがお薦めです。

ブログに書くときも、最初は自分に対するアドバイスを、あたかも他人にしているように書けばいいのです。

でもその悩みは自分がよく理解している悩みですから、リサーチもきっちりできた文章になるはずです。

そしてアドバイスしたことを実践しているうちに、徐々に自信ができてきます。

そうしているうちに、必ずあなたに似た人が引き寄せられて、その文章を読み始めるでしょう。

そして、いつかあなたに質問を送ってくれるようになるのです。

やがてあなたはひな鳥を導く親鳥になっていき、そうやって与える愛を受け継いでいくことでユートピアはできるのです。

世の中は悩んでいる人でいっぱい。導き手はいつも足りません。

天上界でも導きの天使はいつも人手不足なのです。

一説には二万人に一人しか天使がいないそうですから、彼らは一人で二万人導いているのです。

そこまでいかなくても、一人で百人、二百人、三百人、導ける人に是非なりましょう。

そしてその道は、たった一人から始めることができる、というのがきょうのお話でした。

きょうお伝えしたことは電子書籍『富伝道のススメ』の第三章「自分の悩みをリサーチに変える」のところで、別の角度から語っていますので、ぜひ読んでみてください。

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