実戦講座・コンテンツのつくり方

遠江(とおのえ)です。

昨日のメルマガ「三人の理髪師」が好評です。

お便りやお申込みが増えました。

実はあの話はふくらませば、一時間ぐらいの音声コンテンツにできる内容を、ダイジェスト的に語ったものなのです。

だから多少なりと含蓄があったのかもしれません。

自分の智慧をコンテンツにまとめれば、富に変えることができます。

そこで今日は〈実戦講座・ダイジェスト版〉として「コンテンツのつくり方」を述べてみましょう。

 

◆3つの手法

例によって最初に結論を。

「三人の理髪師」をコンテンツ化した手法を理論化すれば、

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「蓄積想起法」「具象・抽象法」「霊的視点」

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の3つになります。

前者の2つはネーミング自体は先ほどしたもの。最後の1つはおなじみの手法です。

細かく見れば他の手法も使っていると思いますが、柱は上の3つと見ていいでしょう。

これらはメルマガを書くときも、音声・動画を撮るときにも、セミナーや講座をするときにも応用が利きますので、知っておくと力になるでしょう。

ちなみに、難しい言葉が出てきたとたじろがないでくださいね。

すぐに実践できないでしょうし、またそうする必要もありません。

生煮えのものにたくさん手を出すと、お腹をこわしてしまうからです。

でも「知は力なり」。知っておくだけでも後で効いてくると信じてください。

「知識は汝を自由にする」のです。

知っていればその光でいずれ道は見えてきますが、知らないと暗闇では前に進みようがないでしょう。

そう思って、まずは気楽に読んでくださいませ。

では、1つずついきましょう。

 

◆蓄積想起法(ちくせき そうきほう)

「三人の理髪師」のエピソードは、「蓄積想起法」というのを使って書きました。

「蓄積想起法」とは、氷山の水面下のようにたくさん蓄積されたものを、ざっと想い起こしながら、水面上のごく一部だけかいつまんで語ることですね。

たとえば、あのお三方に髪を切ってもらった体験は、おそらく回数にして200回、時間も200時間は超えると思います。

さらに、比較するときに使った他の理髪師に頭を刈られた経験量は50年分あり、2000回をゆうに超えるでしょう。

それだけの蓄積を、まるで走馬灯のように回想しながら、その上澄み部分だけをダイジェストで語るスキルが「蓄積想起法」なのです。

もちろんこの「蓄積」には、ただ髪を切ってもらったという受け身の体験だけでなく、

そのとき何を感じ、何を思ったかという私の知的活動があります。

で、それらの記憶を、まるで鷲が俯瞰しながら飛ぶように、びゅーんと見てくる。

それが遠い眼をしながら想起している時間なのですね。

そしてポイントをかいつまんで語る。

こうすることによって膨大な蓄積からエッセンスを取り出して、話に含蓄を持たせるのが「蓄積想起法」です。

 

◆具象・抽象法(ぐしょう・ちゅうしょうほう)

昨日の話に人気があったのは、具体的な描写がおはなしのようにおもしろかったからでしょう。

たとえば、橋龍の総理大臣時代に彼の頭を刈っていた人と交わした会話。あるいは映画を観に行ったときのファッション。

目に見えるようですね。

これらを「具象」といいます。

具象はわかりやすくておもしろいです。でも、あまりそればかり続くと飽きてきます。

「で、結局なんなの?」とツッコミを入れたくなるのですよ。

その「結局これ」とまとめるときに「抽象」を使います。

昨日の話なら、

「三人の名人に共通していたのは『矛盾の統合』だった」

というのが抽象化ですね。

いろいろなストーリーから抽出した智慧を、凝縮して理論化しています。

つまり、イメージとしては、

具象でふくらまして、抽象でキュッと締める。

こんな感じで緩急をつけることにより、コンテンツとして魅力を出していくのが「具象・抽象法」だと思ってください。

 

◆霊的視点(れいてきしてん)

昨日の話は最後に少し神秘的な部分が出てきます。

「富の神様に愛される」とか「光を引く」という部分ですね。

ここが「霊的視点」です。

「霊的視点」とは、目に見えないスピリチュアルな見方と言っていいでしょう。

「富の神様」とか「光」は、肉眼では見えませんから。

でも、経験的にはたしかにあると思える実在。それが霊的なものです。

実は私はスピリチュアルの体験が深くて、世界一の巨大霊能者の元で25年間直弟子をやって、いろいろなお手伝いをしてきました。

私自身は霊能力者ではありませんが、伝道師や講師・導師をさせていただいているうちに、一種の能力開発はあったようです。

その部分はまだごく一部しか出していませんが、隠し味になっているに違いありません。

それが「幸運にも富の神様をたくさん存じ上げている」というような言葉に現れていると思ってください。

これが「霊的視点」で、実はたいへん付加価値が高く、今後ますます重要になってくるものです。

 

◆コンテンツは宝の山

以上、

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「蓄積想起法」「具象・抽象法」「霊的視点」

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というコンテンツづくりに使える3つの手法を紹介しました。

これが智慧を富に変える工法の一端です。

こんなノウハウを駆使しながら音声を録り、お届けしていると思ってください。

これからは動画も加わります。

この「コンテンツのつくり方」も前出の「蓄積想起法」を使って書いたので、

もっとふくらまして60分の音声にしたり、さらに体系化して半年・一年の講座にすることが可能です。

それらは借り物でない私自身のオリジナル思想なので、誰にも真似はできないでしょう。

ちなみに昨日の「三人の理髪師」と、今日の「コンテンツのつくり方」は、どちらも朝風呂の入浴中にひらめいたものです。

朝風呂の入浴中にインスピレーションを受ける方法は、「入浴思考習慣」という音声コンテンツになっていますから、それもぜひ聴いてくださいね。

「富伝道ナビ」
http://03auto.biz/clk/archives/fsdack.html

 

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