お金を使わずに富を得る方法

遠江秀年(とおのえひでとし)です。

前々回、私は「富を得るためのお金の使い方」と説きましたので、今回は逆の「お金を使わずに富を得る方法」にチャレンジしてみたいと思います。

実は、お金は無一文から始めて得ることができます。

当たり前です。それができなければ起業家など成り立ちませんので。

しかし、きょうはたとえ起業するための智慧もスキルもなくて、まったくの0から富を得る方法をお話していきます。

こういう原点の原点の智慧こそ、万人に役に立つ普遍的なものだと思います。

◆ビジョン

どうすればいいか、結論を先に述べましょう。

「望むだけの富が入った暁のビジョンをよく観ておく」これだけで大丈夫です。

成功のビジョンを心に描く、ということですね。

これは潜在意識的にも研究が進んでいて、繰り返し観たビジョンは潜在意識に刻印され、寝ている間にも実現へ近づいていく、ということがマーフィー博士や渡部昇一さんによって明らかにされています。

ここで大事なのは、「どうやってそれを実現するか」という方法論はわからなくてよい、ということです。

これは現実家の人にとっては、「方法論のない自己啓発など無価値だ」と思われるかもしれませんが、それは考えの間違いであり、ハウツーの方法論以上にワット(What)の何をするかという智慧が重要なのです。

正しいやり方をすれば、方法論は後から引き寄せられてくるものだからです。

大事なことなのでもう一度言います。

「どうやって実現するか」がわからなくてよいから、まず「成功のビジョンを心に描く」ことをしてください。

望むだけの富が入った生活を、ありありとイメージすればよいのです。

◆具体例

たとえばどうやるかを、私自身の例でお示ししましょう。

私は、望むだけの富が手に入ったら、まず大きな家を手に入れます。

本をよく読んで蔵書がたくさんあるので、今後、どれだけ本が増えても十分な書庫を確保できるような、まるで図書館のような家をイメージしています。

少し前に三十万冊の蔵書を持つ海老名市立図書館というところへ行ってきましたので、どれぐらいの規模があればそれが可能かはしっかり学習してきています。

まぁ三十万冊もなくても、その半分ぐらいでいいのですが、大は小を兼ねるということで、「あれぐらいの建物を所有している」とビジュアライズしています。

さらに、その大きな家にはスタジオとジムとセミナールームも必要なので、それも当然ビジョン化しています。

スタジオに関しては、私は音楽を演るので、バンド演奏で歌が歌えたり、あと講義や座談を撮影して映像を発信できたりする機能を持たせます。

ジムは私のしているコンテンツ・マーケティングは体が資本なので、筋トレをしたり、走りこんだりできる施設をイメージします。

セミナールームは自宅でソフトをつくり、自宅に人を呼んで教えることによって時間短縮できるので、ぜひとも必要です。

最後に、その家の場所ですが、山の手線内の、明治神宮付近をイメージしています。

なぜなら、私は逍遥しながらインスピレーションを受けるのが日課なので、緑が多く、散歩に適し、いろんな新しい刺激も受けられる場所が都合いいからです。

まぁこれは私のビジョンのごく一部ですが、「家」ということでこういうビジョンを常々温めているのです。

そうすれば必ずこのビジョンは私の潜在意識に沁み込んで、無意識にそれを実現するためのインスピレーションを受け、次第に実現していくことを確信しています。

このようにして、望む富が入った暁のビジョンを、楽しみながら観ることが大事なのです。

◆仕事のビジョン

それでは仕事についてはどんなビジョンを私が持っているのか、あとあと実践の参考になるよう、少しだけ開陳します。

私が観ているビジョンは、「自分の喋ったことがコンテンツになり、事業が回って発展していく」というものです。

いまの私は「文章を書く」ことが主であり、セミナーの季節になったら「人前で話し」、コンサルをするときは「対面で話す」かたちを取り、音声や映像を撮ってコンテンツにすることもします。

ただ、この「文章を書く」仕事は若干、時間効率的にはよくなくて、いまの私ならこの文章ぐらいのスケールを一日に3つ書くのが巡航ペースになっています。

しかし、こういった記事も言いたいことをすべて言い尽くしているわけではなくて、その核の部分を文章にまとめているにすぎませんので、セミナーで同じテーマを話せば、一記事で一時間ぐらい話す内容はあります。

ですから、未来ビジョンとしては、私は喋ることに徹し、それを文字起こしして、文章にまとめる組織して、しかもそれをマーケティングの仕組みに乗せて事業として回していける状態をイメージしているのです。

もう何度もこれをビジュアライズしていますから、かなり深く私の潜在意識に沁み込みつつあると思いますが、こういったことを、それ以外の事業アイデアについても行っています。

どこまで鮮明に、どこまで繰り返しそれを描けるかによって、実現するスピードや規模が変わってくるでしょう。

◆まとめ

そして、何より素晴らしいのは、こういったビジュアライゼーションは楽しみながらおこなえて、しかもタダだということです。

これはかなり本質的なことであり、どんな成功も最初は一人の人間の心に浮かんだビジョンからなのです。

豊臣秀吉でも松下幸之助でもロックフェラーでもスティーブ・ジョブズでも、みんな貧乏時代に心に描いたビジョンを実現させて、偉大になっているのです。

もちろん成功するに従って、ビジョン自体も成長することはいうまでもありません。

しかし、誰もが0からビジョンを観る力によって、成功に導かれたことは厳然たる事実なのです。

あなたも、もし富を得たいなら、きょうの話を参考に、自分の夢をぜひビジョン化してみてください。

私もそうしていきます。

それではまた。

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