アパート経営への異業種からのアドバイス
お金で不安な人に、元気と智慧を与える、陽だまりのような稼ぐ系コンサル、遠江(とおのえ)です。
私の富系セミナーには、アパート経営を考えておられる方も多数来られます。
なので、私自身は専門外ですが、それでもアパマン経営についてはかなり学びました。
それと自分の住処を探すとき、過去数回、相当不動産業者とやり取りしていますので、私なりにこの業界への手触り感は持っております。
また、異質な目で専門家と違う角度から岡目八目で眺めている目が、意外に本質を衝いていることも多いのです。
ですから、私のクライアントとの個人セッションでの経験も踏まえながら、「アパート経営を考えておられる方への異業種からのアドバイス」を試みてみたいと思います。
◆満室経営
まず、はじめに結論めいたことを申し上げれば、「アパート経営の肝は満室経営に尽きる」ということです。
満室にさえできれば、成功するのが、アパート経営なのです。
だからすべての鍵は入居者の「集客」にあると考えてください。
「集客」に成功するには、まず、不動産業者を味方にしなければなりません。
彼らに自分の物件を優先的に紹介してもらえれば、満室経営はほぼ成功します。
絶対に戒めるべきは、丸投げすることです。
こちらが適当に投げれば、あちらも適当にしか扱いません。
こちらが熱意と誠意を込めれば、あちらも熱意と誠意を込めてくれるのです。
私はいまのマンションを借りるときに、違った不動産業者の営業マン5人が私の手足のようになって東京中の掘り出し物を当たってくれました。
なかには、私の代わりに内見して、あらゆる部屋の写真と採寸情報をせっせと送ってくれた若手営業マンもいます。
すべてこちらの熱意と誠意で動いてくれた結果です。
不動産業者との付き合いは、あくまで人間対人間だと悟って、そこに情熱を流しこむことです。
満室経営の勝負の八割はここでついてしまうでしょう。
◆部屋を魅力的に磨く
そして、集客に成功するためには「コンテンツの充実」が前提となります。
アパート経営において「コンテンツを充実」させたければ、持ち部屋を魅力的に磨いてください。
「魅力的に、磨く」という言葉にあらゆる意味が入っています。
これから建てるのなら、魅力的な設計にしてください。
奥様に気に入られると、見込み客の成約率は上がります。
ですから、あなたのターゲットとする年齢の女性好みの部屋とは何かを研究してください。
すでに建っている物件なら、内覧者が部屋に入った瞬間「きれいだな」と思ってもらえるまで部屋を磨きこんでください。
特に「床」が大事です。
TVのドラマ撮りでも、貧乏人の部屋にしようと思ったら床を汚し、お金持ちの部屋にしようと思ったら同じ部屋の床をきれいにするのです。
作務(そうじ)は床が肝なのです。とくに床の四隅は磨き込みましょう。そこに目が行くのです。
◆入居者とのコミュニケーション
さらに差がつくのが、大家としての入居者のコミュニケーションです。
入居者と挨拶したり会話したりする大家さんはほとんどいませんが、これをやると住んだあとのトラブル解消力が違います。
いちばんのトラブルは「家賃滞納」ですが、人間的交流があればあらゆる住民トラブルはほとんど乗り越えられます。
私が昔住んだアパートも、大家さんがコミュニケートしてくるタイプの女性でしたが、経営力はかなりあると見ました。
やはり手をかけた仕事は成果が出てくるものです。
ただ、ビジネスオーナ型の大家さんのなかには、まったく入居者とコミュニケーションを取らずともスムーズに回している人もいます。
このタイプは、単なる大家さんを超えて、事業家として不動産業者としっかりタイアップして、業者にしっかり管理させています。
これにはかなりの人間力と経営力が要るでしょう。
だから、駆け出しの大家さんは、しっかり手をかけるほうで頑張るべきだとは思います。
◆まとめ
以上、私の目から観たアパート経営成功の要諦は3つです。
①満室経営に集中する(不動産業者との付き合いを濃くする)
②部屋を魅力的に磨く
③入居者とのコミュニケーションを取る
あとは枝葉だと思って、幹に注力することです。
この3つはすぐれて「経営課題」ですから、大家さんも丸投げスタイルではなく、しっかり経営すべきです。
そうすれば大家業は特に都市部になるほど安定的に稼げますから、1億円プレーヤーになるのも決して夢ではありません。
ただし、初期投資がかなりかかりますから、投資額回収までコツコツ上の3つに手をかけながら、やがて金の成る木に育つのを楽しみに待つのがいいと思います。
それではまた。
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