2017年の予感

遠江です。

いよいよ2016年もあと1日。

きょうは来年の展望ということで「2017年の予感」を述べてみましょう。

私の予感はものすごくシンプルで、かつ骨太なものです。

すべてがある一つの発想から始まり、その一つの発想からあらゆるものが展開していきます。

その発想とは一体何か?

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2017年はオバマ的なものが後退し、トランプ的なものが前進します。
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これがオセロゲームのように、あらゆる局面をパタパタと変えていく年。

それが2017年です。

なので、この風向きを読んで、上手く乗れた人は上昇気流に乗り、

読み間違えたり、今まで通りに生きた人は下降局面に入るでしょう。

なぜそう言えるのか?

それは世界を動かしているトップリーダーが変われば、それ以下のあらゆるものが変わるからです。

社長が変われば会社全体が変わるように、ですね。

もちろん世界はもう少し複雑ですから、もうちょっとわかりにくく変化することはありましょうが、

私は上のトレンドは、いま多くの人が予想している以上に世の中を変えると見ています。

ですから、この筋で読んでいけば、未来のことはある程度予想が立つと思ってください。


◆安倍外交

一例を挙げましょう。

日本時間で一昨日、安倍首相はオバマ大統領と真珠湾で慰霊をし、共同声明を発表しました。

戦後71年経って、今ごろ日米和解を謳い、中国・北朝鮮の脅威を前に不戦の誓いをする始末です。

これは、オバマ的なものが退潮し、トランプ的なものが興隆するトレンドの中ではきわめて悪手(あくて)に他なりません。

わかり易く言えば、みんなにいい顔をしようとしてどツボにはまるパターンでしょう。

中国はすぐに「だったら南京にも来て慰霊しろ」と抗議していますし、

次期大統領のトランプは、安倍・オバマのいまさらの蜜月ぶりを、冷ややかに見ているに違いないからですね。

来年の日中外交・日米外交が思いやられます。

安倍首相はここで方向転換できないと、

2017年は日本各所で、安倍的なものが退潮する年になりかねません。

その国内への影響は甚大でしょう。

大きな例では、そういうことが言えると思います。


◆起業家的なもの

別の観点では、人々の仕事の仕方が変わっていくでしょう。

オバマ大統領の前身は人権弁護士で、トランプ次期大統領の前身は起業家ですね。

人権弁護士とは、弱きを助け強きをくじいて、福祉を充実させようとする仕事です。

起業家とは、弱さを克服し強さを伸ばして、繁栄を実現させようとする仕事です。

2017年は人権弁護士的な仕事が陰っていき、起業家的なものに光が当たるでしょう。

世界に起業家の波が訪れます。

その筋から見れば、政府が電通を働かせすぎだと断罪して社長の首を切ったことは、

いかにも人権弁護士的な仕事であり、このトレンドの中では悪手になります。

エイベックスの社長が、「うちの業界で長時間働くのは、夢を実現するためなのだ」と政府に抗議している方が、

よほど起業家的であり、来年のトレンドに合っています。

選挙対策のために借金ばかり膨れ上がらせている政府が、起業家に箸の上げ下ろしまで口を出して、

経済が上向くとでも思っているのでしょうか。

いえ、彼らは労働者に媚びて、次の選挙で票を取ることしか狙っていません。

そう遠くない時期に、こんな悪政には反作用が来るでしょう。


◆われわれの生き方レベル

では、もっとミクロなわれわれの生活には、いかなる変化が訪れるのでしょう?

社会に大きな変化が起きるとき、その対処の仕方には、シンプルなセオリーがあります。

それは、チャレンジする者が道を拓き、現状維持しようとする者が行き詰まるということ。

この傾向がいつもより激しくなります。

いま「海賊とよばれた男」という映画が公開されていますが、

戦後の激動期に挑戦をし続けた出光佐三(いでみつ さぞう)が、成功した物語ですよね。

あれは大きな例ですが、小さなところでも同じ現象が現れることには違いがありません。

2017年は、チャレンジする者が大きなチャンスをつかむでしょう。

私は「富伝道」を標榜していますが、

「伝道」という言葉の中に、すでにチャレンジという意味が含まれていることを知ってください。

挑戦した者だけが、道を伝えて富を得ることができるのです。

しかり、しかり。

座してジリ貧を待つのでなく、打って出て活路を開くべきときが2017年です。


◆オファー

2017年はオバマ的なものが退潮し、トランプ的なものが興隆する。

これが多くの人々の予想を超えて、各所に起こり始める。

これが私の2017年の予感です。

その予感の中を隼の如く駆け抜けて、

新しい次元に昇りましょう。

それを実現するのが「生涯現役塾」ということになります。

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