学習は悦楽である

遠江です。

 

◆マティス国防長官

トランプ政権のマティス国防長官が一昨日来日して、安倍首相と会談し、尖閣に日米安保を適用することを明言しました。

中国が尖閣諸島を奪いに来たら、アメリカも黙っていないということですね。

マティス氏と安倍さんが晴れやかな笑顔で握手している写真が、昨日の新聞一面を飾りました。

日本の外交にとっては、とりあえずよかったと思います。

このマティス氏(66歳)は「マッド・ドッグ」とも「戦う修道士」とも呼ばれ、トランプ大統領にも米軍にも米議会にも、幅広く信任されている人格者です。

海兵隊出身で沖縄にいたこともあるし、軍歴は大将まで行ってますね。

「マッド」と呼ばれているのは、いざ戦いに入ったらみんなが引くほど勇敢だということ。

「修道士」というのは、独身で禁欲的だということ。

そして、これがきょうの主題に関係あるところですが、

この人は自宅に7,000冊の蔵書を持っています。

戦争史や軍隊に関する本に囲まれているようで、おそらく本を読むのが趣味になっているのでしょう。

7,000冊は私の蔵書数と同じですが、これは義務感で読める冊数ではありません。

本を読む悦びと楽しさを知っているに違いないのです。

◆学習できるための経済基盤

私は、仕事はつらい面があっても、学習は悦楽だと思っています。

仕事はアウトプットには念力も要りますが、学習はインプットですから受け身で味わっていればいいからですね。

出されたものを食べればいいというのは楽ですよ。

しかも、料理が口に合わないと思えば、食べない自由も与えられています。

だから、私は新刊本が届いたときには、やーうれしいと思いながらワクワクして封を開けてますよ。

そして「この人は何を言ってるのだろう」と好奇心満々でページをめくっているのです。

それは、人間の本源的な性質として、知ること自体に喜びを伴うからですね。

つまり、生涯学習自体は楽しくてしょうがないということ。

そのために、学習を続けられる経済的基盤をつくっておくのが大事になります。

だから生涯現役を実現して、自分の好きな学習にお金を使えるようになりましょう。

いずれにせよ、学びは義務感ではなく悦楽だということを知ってください。

◆ダーマトグラフ学習法

私が読書を悦楽だと思うようになったのは、

本に線を引いたり付箋を貼ったりして読むようになったことが、

一つのきっかけになりました。

私は「ダーマトグラフ読書法」と自ら名付けたやり方をしていて、

色鉛筆で線を引きながら、付箋を貼って一冊を読み上げていきまして、

そうすると達成感が出るのです。

「達成感」というと仕事のように感じるかもしれませんが、

遊びにも達成感は必要なのですよ。

ポケモンGOをやるにしたって、CP3000越えのカイリューをつくれたら嬉しいでしょう?(わかる人にだけわかる)

それと同じで、線を引き付箋を貼った本を眺めていると、

「ああ、一冊あげたなぁ」という喜びが静かにこみ上げるのです。

「あげる」というのは「仕上げる」ぐらいの意味だと思ってください。

だから、新品の本を見るとよそよそしいですが、

仕上げた本は親しみの湧く友人のように感じるのです。

◆ライブラリー

もう一つ、読書が悦楽になったのは、

自分のライブラリーを作ったことが大きいですね。

つまり、本棚を置いて、全部背表紙が見えるように、本を整理して並べたということ。

そうすると、自分が仕上げたチームを見ているような気になり、

たまにはそのうちの一冊を再び手に取ってみたくなる。

そして、パラパラとページをめくると、自分の読んだ痕跡が、

線や付箋になって残っているので、

当時の感興が懐かしくよみがえってくるし、

またそこで新たな発見もしやすくなる。

こういうのがライブラリーをつくる喜びというものです。

音声教材でもそれは同じで、

「富伝道ヴォイス」の3通目に、「音声ライブラリーのつくり方」という文章を配信して、

音声もライブラリーにすると、すごく楽しみ方が変わってくることをお教えしています。

逆に言うと、学習を悦楽化できていない人は、ライブラリーがつくれていないわけですよ。

だから積み上げていく喜びを知らないわけですね。

でも、いまからでも自分なりのライブラリーをつくることは可能ですから、ぜひやってみてください。

ライブラリーはやがてあなたの大きな力になりますから。

◆まとめ

つまり、「ダーマトグラフ学習法」と「ライブラリー」を実践すれば、学習は悦楽になるということ。

ちょっとした工夫で、ものごとはぐっと楽しくなります。

そして、学ぶこと自体に伴う幸福感を味わいましょう。

そうすれば、生涯学習と生涯現役が、タッグを組むようにして、

共にあなたを繫栄させるでしょう。

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