臨床コンテンツの重要性

遠江(とおのえ)です。

◆コンテンツ・イズ・キング

智慧を富に変える仕事をしていると、発信する智慧、すなわちコンテンツの魅力度がすべてになります。

すなわち発信するコンテンツがつまらなければ、集客もできないし、教育もできないし、販売もできないし、リピーターづくりもできませんので、何も始まりません。

逆に発信するコンテンツが魅力的であればあるほど、人はそれを読んでくれ、信じてくれ、動いてくれ、ファンになってくれるわけです。

そしてコンテンツの魅力度というのは変動相場制です。

つまり、一度金字塔を立ててしまえば、あとは何をやっても喜ばれる、というものではなく、一回一回が勝負で、評価は上がったり下がったりするのです。

それは本の売れ行きでも、TVの視聴率でも、映画やイベントの観客動員数でも、ブログのPV(ページヴュー)でも、何でも一緒です。

もちろん、レベルの高い人向けのコンテンツは出る量が少なくても高額で、大衆向けのものは出る量が多くて安価、ということがありますから、単純に量だけで比べられない面がありますが、それでも過去の自分の仕事とは量で比較可能です。

だから「コンテンツ・イズ・キング」で、どれだけ顧客に喜ばれる内容を出せるかが勝負です。

◆なぜ臨床コンテンツが最強なのか

ここで私が言う「臨床コンテンツ」とは、「クライアントと対面して問題解決し、そこでリサーチした内容を体系化した智慧」と定義します。

補足すれば、「自分自身の問題を解決したものを体系化した智慧」もここに含みます。

自分で体験して得た智慧は、普遍化できればほんとうに価値がありますから。

これが「伝記はすべて買いだ」と言われているゆえんでもあります。

とにかく「臨床コンテンツ」は、現場で生きた事例を扱っているから、ニーズを真芯で捉えやすいのです。

さらに、そこで得た知恵をさらに抽象化し、体系化しているので、普遍性があります。

地域を超え、時代を超えて当てはまるようになるのです。

しかも、机上の空論ではなく、豊富な体験をもとにした実戦的な智慧なので、実践したら効果が出るのです。

いわゆる「かゆいところに手が届くコンテンツ」と言ってよいでしょう。

以上のような理由で、「コンテンツ・イズ・キング」を実現するには、この「臨床コンテンツ」が最強だと私は考えています。

◆ハウツー

では、どうすればこれがつくれるのか、その方法が知りたいですよね。

臨床コンテンツは、クライアントから困っていることを相談され、それを問題解決することから始まります。

このとき、スパッと相手の悩みを取り、しかもその後、ちゃんと結果が出る問題解決法を出す必要があります。

そして「これは間違いない」と確証を得た知恵を、さらに体系化し、同じ問題を抱えた人と対面しなくても結果が出る智慧に昇華させていきます。

「知恵」と「智慧」を書き分けたのは、後者のほうがより深いことを意味していると思ってください。

現場で得た知恵を、まとめてベストセラーにするようなものです。

だから、「臨床コンテンツ」を創るには、

1、現場での問題解決(臨床)と、

2、研究室に帰ってからのソフト化(理論)

この2つに成功しなければならないのです。

私が見たところ、ほとんどのコンテンツホルダーは、「2」のほうが強くて「1」が弱いです。

文章は切れるけど、いまいちニーズにミートしないのです。

一方、マーケッターの多くは、「1」が強くて「2」が弱い傾向性があります。

体験話はおもしろいけれど、他に応用しにくいのです。

だからこの2つが揃った人というのは、極めて数が少なくなります。

◆さらにいい「臨床コンテンツ」が希少である理由

では根性を出して、ひたすら臨床例を当たればいいのかというと、そうも言えない難しさがあるのです。

というのは、やってみればわかりますが、臨床というのはクライアントの悩みの想念を受けるため、ものすごくエネルギーを使うのです。

相手の悩みを十分理解して、解決策を示し、それを納得して受け入れてもらい、元気になって帰ってもらうには、それなりに時間が必要です。

そして、相手の波動を受けたあとは、こちらの波動も落ちているので、すぐにインスピレーションを受けてクリエイティブな創造を行うのは難しくなります。

だから、体力や気力の足りない人が、臨床と理論を両立させるのは、かなり難しいし、体力・気力があっても両立は大げさに言えば命がけになります。

臨床をやりすぎたら、クリエイターとしてのひらめきが落ちるわけです。

ましてや実務仕事に追われたり、感情生活に問題が出たり、健康を害したりすると、上の両立は更に難しくなります。

だから、絶妙のバランスを探しながら、「臨床医」と「クリエイター」を両立させた者のみが、優れた「臨床コンテンツ」を出し続けることができるのです。

また、それだけ難しいものだから希少価値があるし、成功すると、時代を超えて残るものになります。

私が出している智慧は、すべて「臨床コンテンツ」です。

自分で体験し、考え、創造したものしかお出ししておりません。

それがどこまで成功しているかは、あなたの判定に委ねなければなりません。

ただ、素晴らしいコンテンツを出して、実際にあなたのお役に立つことが私の使命ですから、この道を歩むまでです。

これからもよろしくお願いいたします。

それではまた。

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