なぜコンテンツマーケティングは稼げるのか
遠江秀年(とおのえひでとし)です。
◆与える者は与えられる
コンテンツマーケティングとは、先にコンテンツを見せて客を集め、十分楽しんでもらった上で、関連のものを販売する手法のことです。
一本釣りをして、勝つか負けるかの勝負を繰り返すのが旧来のマーケティング。
撒き餌をして、魚を集めてから、大きく漁るのがコンテンツマーケティング。
どちらがよく売れるかはもうおわかりですね。
コンテンツマーケティングに成功するとファンがたくさんつきます。
自分の出した智慧を「美味しいおいしい」とたくさんの人が食べに来てくれるからです。
そしてファンになった人に自分のコア・コンテンツを提示するから、自然に売れていくのです。
「売る」のではなくて「売れていく」のがコンテンツマーケティングの旨味ということですね。
たとえばディズニーランドでは、入場料よりグッズと飲食店販売のほうが3割以上多いのです。
人が集まれば自然に売り上げは増えるので、「売る」より「集める」ほうが大事なのです。
だから人気のあるコンテンツを先に見せることが必要になってきます。
◆コンテンツマーケティングの実際例
たとえば私は無料でセミナーを開いて人を集め、
さらにその内容を映像にして無料で配ってもっと多くの人に届け、
十分な評判をとった上で、
ファンになった方々にメルマガを発行し、
14通目で初めて有料セミナーを案内し、
2カ月で2000万円売り上げたことがあります。
この場合だと、①無料セミナーと、②その映像と、③メルマガの13通目までが、
撒き餌としてのコンテンツになります。
そこまでで十分ファンが増えていて、口コミでも千名増える状態をつくった後に、
10万円の有料セミナーをオファーしたので自然に売れたわけです。
有料セミナーに申し込んでくれた人には、事前学習として3本の音声もプレゼントしましたし、
セミナーを受講した人には7回に渡るフォローメルマガも提供しました。
いわゆる至れり尽せりのサービスを展開したわけです。
これがもし、私が最初から10万円セミナーを売ろうとして営業したら、
誰も買わなかったでしょう。おそらく結果は0です。
しかし、丁寧にプロセスを踏んだために多額の富が手に入り、
受講した人は根強いファンになってくれ、受講しなかった人もいつかは受けてみたいというファンになり、
まだまだ稼げる顧客リストが残ったのです。
いかに一過性のマーケティングより稼げることか。
これがコンテンツマーケティングの実際例です。
◆2つの真理
結局、コンテンツマーケティングが稼げる理由は、
「与えた者は与えられる」という原理が働いているからです。
富の本質は人の役に立つことであり、
役に立っておれば自然に富は引き寄せられる。
こういう真理がコンテンツマーケティングの背後には存在するのです。
そして、さらに重要なことは、
与える者には、与えるという事それ自体に喜びが伴う、ということです。
喜びのない行為を続けることは困難です。
深い喜びがあってこそ、智慧を与え続けるという営為を継続することができるのです。
根源的な喜びが得られ、
やること自体に幸福感が伴って、
しかもファンがたくさんつく。
その背後には、
①与える者は与えられる、
②与えること自体に喜びが伴う、
という2つの真理が存在している。
これがコンテンツマーケティングが理想的で大きく稼げる理由です。