隼型学習のススメ
遠江(とおのえ)です。
隼という鳥は、子どもたちを育てるとき、餌をただ与えるだけでなく、「餌のとり方」を教えます。
餌を与えるだけでは、親がいなくなると、子どもたちは餓死してしまうからです。
だから厳しい自然界で生きる道を教えるために親鳥も智慧を尽くして教えます。
実戦で通用する学びをさせるため、親鳥はまず「やってみせ、やらせてみ、褒めてやらねば人は動かじ」を地でいく必要があるわけです。
いわゆる机上の空論ではまったく不十分なのです。
隼の子どもたちは、「守・破・離」の「守」から始め、最初は親鳥の餌のとり方をひたすら真似、成功したり失敗しながら次第に独り立ちしていきます。
「魚を与えるより、『魚の釣り方』を教える方が正しい」という『正義の法』の教えは、この隼型教育のことを言っているのであり、このスタイルが未来教育の主流になります。
そして、ジョブ・クリエーションを成功させるためには、この隼型教育をセットにすることが不可欠だと、私は考えているのです。
ところで、「餌の取り方」とか「魚の釣り方」というのは、ジョブ・クリエーション的に言えば、「見込み客を集めて、サービスを売る」ことに相当します。
この「集客と販売」を学ばなければ、「智慧をアウトプットして富を得ること」は不可能なのです。
◆集客とは何か
「集客」とは一体何でしょうか?
ジョブ・クリエーションにおける「集客」とは、自分の発信する智慧を継続して受け取りたいという人を集めることを意味します。
自分のブログのファンになる人を増やすことが「集客」の第一歩です。
ですから「集客」の定義は「見込み客を集めること」になるのです。
この「見込み客」を増やすことが、富を得るためには不可欠であり、ここにエネルギーを注がねばなりません。
そのためには、誰かの心にささる智慧をアウトプットすることが必要なのです。
「心にささる智慧」とは、自分の困っていることに答えてくれる智慧のことです。
なのでブログで集客するときには、「自分はどんなことに困っている人を助けようか」ということを常に意識して文章を書く必要があります。
「自分の気持を書いて人に好かれる」ことではなく、「困っている人の役に立つ」ために書くことが大事なのです。
◆ペルソナの法則
では「困っている人」のために書くにはどうすればいいのでしょう?
それは「こんなことで困っている人」という人物像を想像しながら書くことです。
この、想定上の人物像のことを「ペルソナ」と言います。
たとえば、「受験生の子どもが志望校には学力が届かないと宣告されたお母さん」というペルソナを設定した場合、このペルソナの悩みを解決するための智慧を書くわけです。
一人のペルソナの背後には、同じような悩みを抱えた数多くの人たちがいる可能性があります。
ですから、一人に向けて書いているつもりの文章が、実際は数多くの人の心を癒やすわけです。
そして、もしあなたの書いた文章が、相手の心の琴線にとても触れた場合、相手はもっと詳しい話が聞きたくなります。
それがブログへのコメントとなり、コメントに返信しているうちに、メールのやり取りになり、そして電話や直接対面してのお話になっていくわけです。
もちろん単にブログだけのやり取りではなく、ブログからメルマガに誘導して、そこで有料サービスをお薦めするという手法のほうがより効果が上がることが実証されています。
でも、ブログからの受注も大いにありえますから、むつかしければ最初はシンプルにブログだけで勝負するのもありでしょう。
その段階ではじめて有料の「個人セッション」が成立し、あなたは「ファーストキャッシュ」を得ることになります。
この「ファーストキャッシュ」を得る喜びを、私はきっとあなたに経験していただきたいと思っております。
◆プロのサポート
ここまで書いてきて、私は初心者のあなたが「それはむつかしい」と引いてしまわないことを願っています。
逆に知っていただきたいのは、それが宗教の伝道であれ、ビジネスの営業であれ、すべてこのような手順の積み重ねによってはじめて「成果」が上がるのだということです。
「そこまでしなければならないのか」と思う方もいるでしょうが、逆に「この程度やれば成果がどんどん上がり始める」と思っていただきたいのです。
このプロセスを理解することで、これまで膨大な努力をしてもなかなか成果が出なかった方に、明るい展望が開けるからです。
この仕組を理解し、自分でやれる方はどうぞチャレンジしていただきたいと思います。
もし、成果は出したいが自分一人では少し難しいと思われる方は、プロの助けを借りてください。
あなたにカスタマイズした指導法を用意できますので、親鳥があなたに合った餌のとり方を教えるのを一つずつ学ぶことです。
これを恥ずかしいと考える必要はまったくありません。
一流のプロでも新たなことにチャレンジするときは、その道の親鳥に入門して「守・破・離」の「守」から学んでいるのです。
なぜそうするかというと、自己流でやって変な癖がつくと、なかなかそれが矯正できなくなるからです。
ですからお金のない若者や、独立不羈の人以外は、お金で時間を買ってプロのサポートを受けたほうが、早く確実に成果が出ます。
◆なかなか読者が集まらない人へ
とくにパソコン苦手の人は、最初のブログ開設で手間取って、いやになってやめてしまうことが少なくありません。
ほんとうは人に与えるべき智慧を持っているのに、最初の障壁に阻まれて道を引き返す人たちです。
これは実に残念なことなので、自分の可能性を無駄にしないためにも、苦手分野はプロに任せたほうがいいのです。
また、ブログで読者を増やすことができなくて、記事の投稿に徒労感を感じて撤退する人も跡を絶ちません。
ほんとうはちょっとしたコツで読者はいくらでも増やせるのに、そのコツを学び損ねて「自分はダメだ」と思い込んでいるだけなのです。
自分で全部やろうとして挫折するのはいかにも残念ですので、やはりプロの導きを受けたほうがいいと思います。
「富伝道ヴォイス」
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