愛と富伝道
遠江です。
今回が「『富伝道のススメ』講義」の最終回となります。
実はまだ2016年2月14日のバレンタインデーなのですが、お届けするのは明後日以降にするとして、書きたくなったのでいま書いておこうと思います。
この、「書きたいときに書きたいことを書いて、それが仕事になる」のが「富伝道」の素晴らしさでもあります。
「自由」という幸福をひじょうに味わえる仕事なのです。
そんな立場から、私がきょうあなたにお伝えしたいのは「愛」についてです。
「愛」を私に教えてくれた方に対する心からの感謝を込めて語ってまいりたいと思います。
◆「愛!?」
私に最も大きな愛を教えてくれた方。
それは大川隆法という幸福の科学の総裁をされている方です。
今から27年前の1989年に私はこの方の書籍に出会い、愛について書かれた智慧のアウトプットを目にしました。
私の心を強くとらえた言葉はこれです。
━━━━・━━━━・━━━━・━━━━
「愛とは、私が知るかぎり、この地上では、最大の力をもっております」
━━━━・━━━━・━━━━・━━━━
これは代表作『太陽の法』の136ページ冒頭の言葉です。
当時の私は30歳そこそこで、ベンチャー企業に身を置き、仕事で成功して大きくなろうと日々格闘しておりました。
そのとき私の心を占めていた最大の思いとは「もっと強くなりたい」ということだったのです。
駆け出しのベンチャー企業はなかなか相手にされません。
そんな弱小企業の悔しさを日々感じながら、大手企業を営業して回る毎日でした。
私は軽くあしらわれても、それでめげる性格ではなく、ますます闘志を燃やしてぶつかっていくタイプの若者でした。
それは葉隠(はがくれ)の武士道精神で有名な、佐賀県出身の亡き父の影響もあったと思います。
「葉隠」というのは、「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」という名文句で有名な、神風特攻隊の精神的支柱にもなった思想です。
葉隠精神を持った有名人としては、「男は黙ってサッポロビール」というテレビコマーシャルでも有名な、「世界のミフネ」たる三船敏郎という俳優がおります。
そんな三船敏郎にも通ずるところのある、古武士の風格を持っていた亡き父を、私は心より尊敬しておりました。
太平洋戦争で日本の婦女子を命がけで守った軍人の生き残りでもありました。
その父がよくテレビのメロドラマを目にして、「愛だ恋だと軟弱なことを」と言っていたのに感化を受けて、私も「愛」については優男(やさおとこ)風の弱いイメージしか持っていなかったのです。
◆鶴見の激情
それが「愛は地上で最大の力を持っている」という言葉に接して、自分の価値観を根底から揺さぶられました。
夕暮れどきの横浜鶴見の線路沿いを歩きながら、電車が通り過ぎる轟音に紛れて、岡本太郎風に目を剥きながら両手を広げ「愛!?」と叫んだことをよく覚えております。
……………………………………………………
軟弱だと思っていた愛が、最大の力だって!?
……………………………………………………
そんな驚きとも悔恨とも自分への怒りともつかぬ感情の爆発でした。
なにか大きな真理を自分は見落とし続けてきた。そんな激情が「愛!?」という大げさなゼスチャーになったのです。
あのときの自分を誰かに見られたら、「おかしい奴っちゃ」と思われたに違いありません。
大川隆法総裁の本は、銀座の本屋で立ち読みした最初の出会いから「ピン!」ときて、それまでに何十冊か「読まされ」「信じさせられ」「動かされ」て来ていましたから、十分重みのある言葉として心に入ってきたのです。
それだけに過去何十年か親しんできた信念を足元から崩されて、クラクラっと来たのです。
……………………………………………………
自分が最も求めてきた「強さ」の秘密が、ノーマークだった「愛」にあったとは!
……………………………………………………
いまだにあの瞬間のことをありありと思い出しますので、よほど強い衝撃で心に刻みつけられた回心だったと思います。
◆幸福繁栄を目指すなら富伝道
愛が世の中を循環すると繁栄に変わると思います。
われわれの智慧がインターネットを通じて多くの人に届けられ、その心に光を与えたら、その人の言動が光を帯び始めます。
そして数多くの光があちこちで煌めくと、地球がそれだけ輝き始めます。
その輝きは富を引き寄せてきて繁栄に変わるのです。
私は人生の理想を「幸福繁栄」に置いています。
「幸福」で「繁栄」した人生を築くこと。
「幸福繁栄」する人を増やすこと。
「富伝道」とは「幸福繁栄」を実現するための手段なのです。
◆「富伝道」の実践方法
「富伝道」を実践したいなら、学んだことを自分ならどう伝えるか考えてください。
困っている人を助けるなら、自分だったらどう言うか。
夢を実現したい人に、自分だったらどういうアドバイスをするか言葉にしてみる。
それが自分に対するコーチングであってもかまいません。
「どうやったらできるようになるか」を書いてみることが大事なのです。
「自分の言葉を書く」ことはとても大きな一歩になります。
それを誰かが読んで、「よかった」と思ってくれれば、ほんとうに大きな喜びになります。
星の数ほどいる人々の中で、あなたのメッセージに感謝する人が地球上に必ずいるはずです。
「感謝」はやがて「富」に変わります。
だからひたすら人のお役に立つ智慧を発信しましょう。
それが「富伝道」の実践になります。
◆結論
長かった講義の最後を締めくくる時が来ました。
「伝道」とは人に道を伝える「愛」です。
伝道という愛から最大の力がほとばしり出て、人を動かしてゆく。
太陽から引いてきた光が、人を動かし富を引き寄せる。
そしてダイナミックに動く世の中に、幸福と繁栄を広げていく。
そんな思いがこの「富伝道」という言葉には込められております。
そしてあなたに「富伝道のススメ」をいたします。
この愛のオファーをどうぞお受けください。