北朝鮮核ミサイル・サバイバル指南
遠江です。
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◆いま非常に危ない状況
現在(2017年4月15日)、北朝鮮有事に備え、米軍空母と潜水艦が半島近海に急行して、厳重警戒中なのはご存知ですね。
トランプ大統領はここ数日、習近平主席に、中国から北朝鮮に暴発しないよう圧力をかけるべく、強く要請をしていますが、
過去の経緯から見て、中国が本気で対応するかどうかわかりません。
もし、中国が動かず、北朝鮮が新たな核実験を強行した場合、「中国がやらないならアメリカがやる」とトランプ大統領は宣言しています。
断固たる姿勢を見せることが、最大の抑止力になるからですね。
このまま放置すれば将来、さらに被害が拡大するので、いま対処する必要性があることを、われわれは認識すべきでしょう。
しかし、米軍が敵地攻撃すれば、北朝鮮の報復が必至です。
その上で、われわれも何らかの被害を受ける可能性はありますので、「北朝鮮核ミサイル・サバイバル指南」をしておきます。
杞憂に終われば幸いですが、危険性は十分にあるので、備えは大事でしょう。
サバイバル指南として、急ぎお伝えしたいことは以下の5点です。
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【北朝鮮核ミサイル・サバイバル指南】
1、米軍の危機対応は正しい。
2、ただし、叩き漏らして、北朝鮮が核ミサイルを撃ってくる可能性は高い。
3、7分間で日本に着弾する。警報が鳴ったら即避難。
4、初動避難のイロハ。
5、避難生活のための準備
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◆1、米軍の危機対応は正しい
北朝鮮がこの状況でさらなる核開発を強行すると、いずれ米国本土に核ミサイルを撃ち込めるようになります。
そうなると、
将来、北朝鮮の矛先が日本に向いても、アメリカは自国民の安全のため、日本を守らなくなる可能性が出てきます。
そうなったときの被害は甚大なので、リスクがあってもいま対処すべきなのは当然でしょう。
その意味で、米軍の危機対応は正しいと言えます。
このアメリカの本気度により、北朝鮮が思いとどまれば幸い。
思いとどまらなければ、有事になることは覚悟しておくべき。
北朝鮮が新たなミサイルを撃とうとしたら、米軍は敵地のあらゆる攻撃基地を叩く可能性があります。
◆2、ただし、叩き漏らして、北朝鮮が核ミサイルを撃ってくる可能性は高い
しかしその際、米軍が北朝鮮の持つ移動式のミサイルランチャーまで、すべて破壊できる可能性は低いでしょう。
過去の事例において、湾岸戦争でもアメリカはイラク軍のミサイル発射台をすべて破壊しようとしましたが、
叩き漏らしが多数出て、88発もの反撃を許しました。
北朝鮮の場合も、叩き漏らしたところから反撃をかけてくるでしょう。
そうなれば、「4発を日本海に」というレベルではなく、雨のようにミサイルを向けてくる危険性は否定できません。
湾岸戦争時にイラク軍が発射しようとしていたスカッドミサイルは5,000発。
北朝鮮が現在、日本に向けているミサイルは1,100発。
死に物狂いになった手負いの猛獣は、何をするかわかりません。
◆3、7分間で日本に着弾する。警報が鳴ったら即避難
北朝鮮が放ったミサイルは、わずか7分で日本に着弾します。
仮に雨のように撃ってくるなら、大都市はもちろんのこと、地方も安全ではありません。
だから他人事と思わないでください。
日本は二段階のミサイル迎撃システムを持っていますが、どちらも飛んでくる弾丸を弾丸で撃ち落とすようなもの。
撃ち漏らす可能性は非常に高いことを知りましょう。
内閣官房の国民保護ポータルサイトでは、弾道ミサイルによる攻撃を受けた場合、以下の4点を明記しています。(ご自分でも確認してみてください)
(1)発射前に着弾地域を特定することはできない。短時間で着弾する。
(2)市町村から特別なサイレン音を鳴らす。同時に、テレビ、ラジオ、緊急速報メールも流す。
(3)弾頭の種類は事前にわからない。(核なのか化学兵器なのか通常兵器なのか)
(4)堅牢な建物か地下に避難してください。
7分で着弾といっても、警報が鳴るのは5分前がせいぜいだろうと私は予想しています。
だから、警報がなったら即避難が鉄則ということ。
◆4、初動避難のイロハ
核ミサイルでいちばん人が死ぬのは「高温閃光」と「衝撃波」です。
付近の地上は一瞬で3,000度になり、衝撃波の風速は300メートルだということを知りましょう。
だから、何としてもこの第一撃を避けねばなりません。
(イ)地下鉄・地下街・地下室が近くにあるなら、すぐ駆け込んでください。
(ロ)堅牢なビルまで5分以内に行けるなら、そこに駆け込み、できるだけ奥の方へ避難。
(ハ)室内にいるしかなければ、窓ガラスからできるだけ離れてください。衝撃波で粉々に割れて、熱風が吹き込んでくるからです。
屋外にいるのは絶対に避けてください。爆心地にいれば瞬時に蒸発しますし、少し離れてもガラス破片が弾丸のように飛んで来、遠く離れてもやがて襲ってくるネップで火傷しますよ。
警報がなったら即避難です。
◆5、避難生活のための準備
核ミサイル攻撃を大規模に受けた場合、ライフラインはズタズタになり、当分の間、避難生活を余儀なくされます。
その際、最低限の備蓄準備をしておきましょう。
水、食料、スマホ充電器、底厚靴、マスク、現金、雨合羽の7つぐらいが必需品として浮かびます。
「スマホ充電器」は、スマホが情報の要になりますので、電池切れを防ぐため。
「底厚靴」は、路上に散乱するガラス破片を踏み抜かないため。
「雨合羽」は、放射能汚染を最低限防ぐため。
それともう一つ大事なことは、「もし有事となったら自分はどう行動するか」を、シミュレーションしておくことです。
「ミサイルが来たら、これとこれとこれをする」「備えとしては、これとこれとこれをやっておく」ということを考えておくことですね。
人は不意打ちを食ってパニックになると、愚かな動きをしてしまいがちですから。
頭の中で予行演習をしておくことが、自分や家族を守る決め手になるでしょう。
以上、「北朝鮮核ミサイル・サバイバル指南」として、とりあえず大事なところを第一報としてお伝えしました。
これらが杞憂になることを祈っています。
しかし安倍首相は一昨日、参院外交防衛委員会で、
「北朝鮮はサリンをミサイルの弾頭につけて着弾させる力をすでに保有している可能性がある」との見方を示しました。
首相が「サリン」という名前を具体的に出して警告することは異例であり、かなりの危機感を政権が持っていることは知っておきましょう。
サリンの方は核よりもっと簡単にミサイルに取り付けることができるのです。
私がこの緊急メールを出している意味は十分にご理解ください。
恐すぎてもいけませんが、
転ばぬ先の杖で備えておくことは、大切な智慧。
必要があれば、またこの件についてお伝えします。