信用残高という考え方
遠江です。
寒い日が続きますね。
こういうときは、自分自身を引き締めるべきだと思うので、きょうは「信用残高」という大切な考え方についてお話しましょう。
ここで言う「信用残高」とは、
1、富を得るためには信用が不可欠であり、
2、その信用度合いは上がり下がりする。
という考え方のことだと思ってください。
生涯現役で成功したければ、信用残高を増やすべき、
ということになります。
では、1つずつ解説していきましょう。
◆信用とは何か
「信用」とは、相手が信じられるということであり、逆に見れば、自分が信用していただける、ということでもあります。
では、どういうときに信用が高まるのでしょうか。
1、約束を守ったとき
2、よきことにチャレンジしてやってのけたとき
3、礼を尽くしたとき
こういうときに信用は高まるはずです。
一方、信用が低くなるのはどういうときか。
1、約束を破ったとき
2、チャレンジせず、しても中途挫折したとき
3、礼を失したとき
こういうことが言えるでしょう。
だから信用残高を増やすためには、
「約束を守り」「やってのけ」「礼を尽くす」ことが大事です。
そして、自分の言動によってこの信用残高は、
変動相場制で上がったり下がったり簡単にいたします。
◆信用残高と富
私は、この信用残高と富は、極めて密接に関わっていると考えています。
長い意味ではほぼ正比例すると言ってもよいでしょう。
それは、あなたがいずれポジションを取り、商品をつくり、売ってみればすぐにわかることです。
信用が低ければ、買ってもらえないだけですから。
つまり信用残高が低いうちは、
富の方からも相手にされない、という現実を思い知らされます。
そしてこの信用というのは、
増やすときにはコツコツ貯めなければならないが、
減るときには一気に目減りするもの。
だから富を得ようと思うなら、信用を少しずつ築いていかねばならないのです。
◆約束を守る
信用を築くとき、約束を守ることは第一条件ではないでしょうか。
なぜなら、約束を破ると、相手の信用を裏切ることになるので、
「裏切る」という行為は、マイナス度合いが大きいからですね。
この「約束」というものには、
契約を守る、という大きなものから、
時間に遅れない、という小さなものまでいろいろな種類があると思います。
いずれの約束も破ってしまうと、
信用残高は確実に減りますし、
因果の理法がはたらいて、富はその分遠のいていきます。
これは大宇宙の原理ですから、
いったん約束を破ったら、
たとえ相手が許してくれたとしても、
自分の信用残高はきちんと減ることを覚悟せねばなりません。
だから約束を破っても、謝って許してもらえばそれでおしまい、と簡単に考えてはならないのです。
◆リカバリーの仕方
もちろん、信用残高を減らしてしまったとしても、それで絶望する必要はありません。
これは下がることも上がることもあるものなので、
またコツコツ増やしていけば、リカバリーすることは十分に可能です。
ただし先程も言ったように、減るときは一気にガサッと減るのが信用ですから、
できるかぎり信用を失うことをしないのが賢明でしょう。
自転車で坂道を下るのは楽ですが、
登りのペダルは重いですよ。
でも、世の大成功者のほとんどが、
下がってもまたリカバリーして大きな富を築いていることは、勇気の原理にはなります。
◆結論
長くなるのできょうは「やってのけること」と「礼を失してはならないこと」については言及しません。
ただ、そう難しい道徳ではないので、考えればわかることも多いでしょう。
いずれにせよ、きょう申し上げたかったことは、
信用残高は富に直結するので、
減らさず増やす努力をお互いしていきましょう、
ということになります。
私自身も大寒前の寒さの中で、
いまいちど自分自身を引き締めようと思っております。
お互いにがんばりましょう。