何をテーマに書くか
遠江(とおのえ)です。
このところ「富を得る文章力」をテーマにメルマガを配信しています。
きょうは「何をテーマに書くか」についてお話ししましょう。
収入を得るために文章を書くなら、選ぶべきテーマは、それを読んでお金を払いたくなるもの、になりますよね。
ここはしっかり押さえておいてください。
ニーズのある文章を書かなければ、お金にはならないということですよ。
とすると、方向性としてはだいたい次の2つになるでしょう。
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1、すごく困っていることを解決してくれるようなもの
2、すごく夢見ていることを実現してくれるようなもの
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つまり「問題解決型」か「願望実現型」のどちらかです。
どちらも当事者にとっては、どうしても手に入れたいニーズがあるからですね。
文章を書いて富を得るとは、何かを教えるということですから、それは問題解決か、願望実現のお手伝いをすることがメインになると思ってください。
◆この交差点を探せ
そして、いずれをテーマに書く場合も、自分でやってのけたことでなければなりません。
やってもいないことを知識だけで書かれても、それを読んでできるようにはならないでしょうから。
この「ニーズがあって」、「自分でやってのけたこと」の交わるところを探してください。
「ニーズ」と「やってのけたこと」の交差点に、あなたの書くべきテーマがあります。
「やってのけたこと」と聞いて、そんなに怯まなくてもいいです。
小さなことでもかまいませんから。
ささいなことでも、人は困っていれば解決したいし、願っていれば実現したいものです。
それができている人のアドバイスは聞きたいもの。
その「ウォンツ」のところを見つけて、その的に弾を当てていく。
これは人のためになることなので、やりがいのあるチャレンジですよ。
◆事例
たとえば、前回のエクササイズで、「婦人科健診の受け方」というのをテーマに挙げてきた方もいました。
個人情報は出しませんから、例に挙げさせてもらっていいでしょう。
これは産婦人科の勤務医の方。仮にAさんとしておきます。
「婦人科検診の受け方」というテーマなら、ニーズもあると思うし、自分もやっていることなので書けるということですね。
なるほど、ちょっと自分の体で気になっているところがある。でも初めてのことなので気後れしている、
という人は一定の数いるでしょう。
これは産婦人科医が集客のために書く文章として、お金になるテーマだと思います。
潜在顧客を医院に来させようという試みですね。
実際、横浜にある歯医者で、「歯医者の教える歯のブログ」を書いたら、月間500万PVを達成し、来院患者数が7倍になったケースがあります。
「知ってましたか?こういう風にした方が、歯のためにいいんですよ」という切り口が受けたのですね。
同様に、「ご存知ですか?女性の体はこういうケアが必要ですよ」と教えてあげれば、喜ぶ人は多いでしょう。
ありえるテーマ設定だと思います。
◆ポジショニング
ここでちょっと話を広げて、ポジショニングの話をしましょう。
このAさんは勤務医ですから、まだ自分で集客する必要のないお立場と推定されます。
とすると、富を得る文章力というのも、今すぐには必要のないものですね。
ところが独立開業すると、すぐに力を発揮する文章になるわけです。
発展させるためには集客しなくてはなりませんから、必要に迫られて、Aさんの文章力は格段に向上することでしょう。
肚が決まれば、人はがんばるものなのです。
このように「自分はこれで稼ぐ」というポジショニングを決めれば、文章力が伸びる人はたくさんいます。
逆に言うと、畳の上の水連ではたいした実力はつきません。
だから、「これでやっていく」と立ち位置を決めることはものすごく大事なことなのです。
◆決める力
で、ポジショニングを決めるのに、たいしたリスクなどありません。
「自分はこれでやる」と決定(けつじょう)するだけの話ですから。
仮決めであってもかまいません。
とりあえず自分はこれで行く、としてそのテーマで文章を書いてみることがお薦めです。
ためしにやってみる、というのは大事ですよ。
意外にいろいろ知恵が出てきたり、足りないものが見つかったりしますから。
動き出してみると、どんどん景色が変わって、やがてもっといいポジションが見つかる。
こういうことをいっぱい経験するでしょう。
その行動の第一歩は文章を書いてみることです。書いたら、自分の考えが整理されてくる。
私に送ってもらえば必ず読んで、何らかのリアクションをします。
◆きょうの結論
ということで、きょうは、
「ニーズ」と「やってのけたこと」の交差点に書くべきテーマがあること。
そして、自分のポジションを決めてしまうと、文章力は格段に向上することをお話ししました。
自分のテーマが決まるミニ・エクササイズをご用意しました。
http://03auto.biz/clk/archives/wgkjjw.html