伝道こそわが生命
遠江(とおのえ)です。
◆「伝道」とは何か
「智慧のアウトプットとは、あなたの『困った』を解決することである」ということを常々述べています。
きょうは、「人の『困った』を解決するのが『伝道』である」という話をします。
つまり、困っている人というのは道に迷っている人です。
こういう人には、いくつかの目印を立てながら、手際よく道の行き方を伝えてあげるのが親切というものです。
この「道を伝える」ことを「伝道」と呼んでいるわけですね。
あるいは、ほんとうは道に迷っているのに、それに気づいてない人もいます。
こういう人は一見困ってないように見えますが、どこまで行っても駅にたどり着かないので、しだいにあわてはじめます。
間違った方向に歩いたぶんだけ、目的地から遠ざかってしまっているので、道の教え方も手間がかかります。
でも本質は同じであり、すべて「『困った』の解決」にしかすぎません。
この「『困った』の解決」を智慧によってするのが「伝道」であり、われわれの使命なのです。
◆人の役に立つ智慧を発信すること
さて、伝道はわかった。じゃあ実際にどうしたらいいんだ、というのが次の疑問ですよね。
前回、「結婚相談所の上手な使い方」という秀逸な智慧のアウトプットをご紹介しました。
作者を「B」さんとしておきましょう。
そして、一作目は見事にヒットを打ったから、次をがんばりましょう、とアドバイスしました。
このBさんはあのあとすぐに「お見合い結婚はスピーディー」という第二作を書かれたのです。
これは、結婚相談所でお見合いしたカップルが、結婚に辿り着くまでの注意点を書いたものです。
これがまたもやグッジョブ!でした。
私も自分のエバーノートに貼り付けて、じっくり読んでみましたが、赤線を引くところだらけです。
智慧の含有量がひじょうに高くて、一文一文がとても「切れて」います。
ちなみに「切れてる」というのは、この場合「鮮やかな智慧がある」という褒め言葉です。
Bさんのいいところは、自分の掲げたタイトルに引かれて集まった人の、「ここでたぶん迷うだろうな」と予想するポイントが適切なこと。
さらに、その迷いに対する回答が簡潔にして要を得ていること。つまり天使的なのです。
こういう仕事は、道に迷いそうな人たちに、きちんと方向を示してあげるという意味で、すぐれた「伝道」になっています。
リンクは貼りませんので、興味のある方は前回の【B-3】メールのリンクに遡って見に行くといいです。
もちろん「伝道」には段階があって、ノウハウレベルのものもあれば、生き方を根底から変える宗教的なものまでいろいろです。
でも、「自分に何ができるか」を問うて、できるところから智慧を発信するのは、とても尊いことです。
これが、「実際にはどうしたらいいのか」という問いに対する私の答えです。
◆一人で百人、二百人、三百人に種を播くこと
では、「伝道」を「富」に結び付けるにはどうすればいいのでしょうか。
なぜ「富」が必要かというと、「富」をいい方向に使えば「伝道」がもっと進むからですね。
逆に、「富」をまったく得れない「伝道」は、しだいにすぼんでいくしかないでしょう。
だから「富伝道」が大事なのです。
富を大きく引き寄せていく方法として、「一対多の世界をつくる」という智慧があります。
「一対多」とは、「一人で百人、二百人、三百人」を相手することです。
あるいは、「一人で千人、二千人、三千人」を相手に智慧を発信することです。
伝統的な方法としては、大会場で講演するというのがあります。
でも、これができる人は限られています。一歩一歩階段を上がらないと、すぐこういう立場には立てません。
ところが、普通の人でも比較的容易に一対多の伝道ができてしまう世界があります。
これが「インターネット」です。
ブログにアウトプットした智慧は世界中の人が見に来れます。
たとえばBさんのブログは始めてまだ3日ですが、すでに数百人の人が見に行ってるでしょう。
ここで「一対数百」の伝道が始まるのです。
さらに私の紹介によって、数百人の人が二回見に行っているとしたら、もう「千回以上のPV」になっているのです。
「PV」というのは「ページヴュー」の略で、「いくつ記事が読まれたか」ということです。
だから、Bさんはすでに「一対千」の伝道を行っていることになります。
しかも、これがBさんが寝ている間にも、読みに来るわけですから、無数のBさんが二十四時間体制で伝道しているのと同じなのです。
仏教で「如来の悟り」というのは「一即多・他即一」というのがあります。
これは、「如来になれば一人が無数に分かれることもできるし、無数の分身がしゅっと一人に収まることもできる」という意味です。
これが、インターネットの普及によって、誰もが「一即多・多即一」を疑似体験できるようになっているのです。
これが「ブログによる智慧のアウトプット」の醍醐味でしょう。
「一人で百人、二百人、三百人の伝道をしたいなら、ブログで智慧をアウトプットすればいい」ということです。
◆薬剤師の事例
実はいま、薬剤師としてブログを使って富を得ようとされているDさんからも個人セッションの申し込みをいただいています。
Dさんは、ブログで文章を書き続けることに行き詰っておられたところ、私のセミナー第1回目を読まれて迷いが解けたようですが、さらに具体的なアドバイスを求めてこられました。
Dさんのブログを拝見すると、すでに人の役に立つ智慧のアウトプットをがんばってやっておられました。
Dさんはワードプレスでブログをつくられていますが、私の見るところ、専門家のサポートを受けながら、集客力のあるアメブロでつくり直されたほうが、富を得る道が開けそうに感じました。
この方には明日「個人セッション」で、さらに詳しくアドバイスする予定です。
◆マインド相談の事例
さらに、こういう質問もEさんからアンケートの戻りでいただいています。
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どうしたら、貧乏神を寄せ付けない思いを持続できますか?
どうしたら、富を引き寄せる思いを持続できますか?
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この答えは簡単で、学びを実践して結果が出れば、貧乏神は外れます。
たったそれだけで積年の悩みは一気に解消するのです。
思いだけを変えようとして、多くの方が挫折しています。
しかし、思いは行動に転化して、知行合一(ちこうごういつ)させなければ変わりません。
「行動する」とは、このセミナーでいえば「ブログを開設して文章を書くこと」に当たります。
「結果を出す」とは、初心者にとっては私にブログを読まれて褒められることも、それに当たるでしょう。
セミナー第2回でご紹介したAさんも、第3回でご紹介したBさんも、とても喜んで明るくやる気になっておられます。
Aさんはその日本人離れした明確な論旨を磨かれれば、智慧を富に変えることに成功されるでしょう。
Bさんはその類まれなる筆力に、マーケティングの知識をプラスされれば、即戦力で富を得れる可能性があります。
Aさんとは近々「個人セッション」を行うことが決まりました。お声を聴けるのが楽しみんです。
◆70代後半女性の事例
Fさんは一昨日アメブロを開設され、「70歳後半を目の前にして思うこと!」という初投稿をしました。
これは、幸福なあの世への旅立ちをするために、晩年をどう生きたらいいかという感動的な文章です。
そのFさんから昨日の朝、こんなメールが届きました。
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お陰さまで何とか投稿もできまして大変喜んでおります。
おほめの言葉も少し頂いてほっとしたり嬉しくもあります。
2伸 3伸目も努力して続けていきたいと思います。
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行動して結果を出したら思いは変わります。
私は、行動して結果を出すことが、富を引き寄せる思いを持続するための特効薬になると考えています。
◆魂の衝撃を受けた事例
最後に、第三回目のアンケートで、強く私の胸に響いたGさんのコメントを紹介して終わります。
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私は遠江様にお会いしたことがありません。
今回のセミナーを学ばせていただいて、やっと気づきました。
これまで研修受けっぱなしで、悟後(ごご)の修行もせずに自己満足の世界に生きてきたことに。
※「悟後の修行」とは「セミナーで学んだことを実践し、発見を積み重ねること」。
25年以上学んできたはずなのに、発信する智慧をもっていないことが私の最大の気づきと驚きです。
大変な衝撃でした。
もう一度、学び直し、毎日書き始めます
人様にお見せする内容を書く自信がないので、しばらくはこっそり書きためます。
毎日、素晴らしいセミナーをありがとうございます。
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私も魂に衝撃を受けた後、人生が何度も変わりました。
もしそんな機会の一片でも提供できていれば、これにまさる幸せはありません。
人に読んでもらい、信じてもらい、行動してもらう「伝道」こそ己の使命だと思っております。
◆チラシ集客の事例
もう少し、細かい路地に入って道を伝える事例をお伝えしておきましょう。
地方でパソコン教室を開いているHさんは、セミナーを受けてやる気が出たのですが、収入が増えるという結果につながっていませんでした。
個人セッションで状況をお伺いすると、パソコン教室自体のニーズが減っているので、チラシの集客しても赤字が出てしまうとのことでした。
そこで、写真を入れたり上質紙にして経費をかける必要はないから、ユニークで読まれるヘッドコピーをお教えして、1色刷りの一番安いやつで出しましょうとアドバイスしました。
そしたらてきめんに5倍のお客が集まって、投資額など一瞬で回収でき、さらに利益が出たのです。
私は自宅に来るすべてのチラシにコメントをつけてストックし、研究を怠っておりません。
この方がさらに儲ける方法は、すでに考えてありますから、また「個人セッション」を申し込んでこられれば教えてあげようと思います。
◆お子様の進学の事例
またお子様を3人お持ちのJさんは、3人目の息子さんを私立中学に行かせて経済的に大丈夫かどうかで悩まれていました。
「お金など何とかなるから行かせなさい」と言う人と「何とかならないからやめときなさい」という正反対の意見を聞いて、股裂きになっておられたのです。
そこで「個人セッション」では、家計簿をつけることと、そこからの判断法をお教えしたところ、家計のすべてがくっきり見渡せて、迷うことなく「私学は高校から」と決断できました。
その後、さっぱりしてこのセミナーを受けたお陰で、ブログを開設して、4つのタイトルのアイデアを考えて私に送ってこられました。
4つとも人の役に立ついいタイトルでしたので、私もゴーサインを出して、いま文章を書き始めておられる頃です。
このように、行動して結果が出れば、マインドはすぐに上向きます。
◆矯正歯科医の事例
Kさんは40代後半、矯正歯科の高い専門技術を持っておられ、4つほどの医院を専門医として回られています。
Kさんの年収は一千万円を超えておられます。
ただし、日常的な出張を繰り返す労働集約型のお仕事なので、「果たして体力が続くのか」という10年後のビジョンが見えない悩みを持っておられました。
そこで個人コンサルでは、
①矯正歯科の専門知識を情報商材にまとめ、ネットマーケティングで販売することにより、労働集約型から抜け出せて、しかも年収三千万円をねらえること。
②ネットに関しては専門家のサポートを受けて、ブログ立ち上げと読者増を「時間短縮」して成し遂げるのが賢いということ。
③専門技術を錆びつかせないため、臨床経験の立場は確保しておいたことがいいこと。
などをアドバイスしました。
その結果、Kさんは(A)「船田さんのサービス」を受けることを即決され、(B)臨床経験を磨くため自分の医院を開いて、(C)並行してブログで自分の専門技術を文章化する修行に入ろうとされています。
このやり方なら年を取られても、歯科医に専門技術をネットで教える別の収入源をつくれるでしょう。
Kさんは、経済的自由と時間的自由を両立させた幸福な老後を送る道を、着実に歩みを始められています。
◆やることがわからない人の行動指針
いま挙げた数々の事例をみればおわかりではないでしょうか。
学びを実践するといっても、各人の置かれている立場によって、その応用動作はまったく異なってくるのです。
だから、「セミナーを受けても自分は何をしていいのかわからない」というのは、決してあなただけの問題ではありません。
私はできる限りいろんな事例を出しながら、抽象的な学びに流れないように配慮はしているつもりです。
しかし、何百人もいる千差万別の臨床例を、メールセミナーで全部お見せすることは不可能なのです。
だから、セミナーを受けるだけで、自分でどんどん応用できる人はトライしていいでしょう。
でも、「行動しましょう」と聞いても何をしていいかわからない人は、
しかるべき人に訊くというのが取るべき「行動」になるのです。
そういう方の「行動」とは、私の「個人セッション」の登録フォームに記入して、送信ボタンを押すということではないでしょうか。
そうすれば「何をやるべきか」がはっきり見えて、具体的な行動に移ることができ、やがて結果が出せることと思います。
これが私の考える、「道を伝える」ということの具体的展開になります。
どうか「学んでも行動できない」というくびきから、一日も早く脱していただきたいと思います。
個人セッションの申込はこちら
http://03auto.biz/clk/archives/mvuasx.html