リアルな起業設計
遠江です。
生涯現役のリアルな人生設計を立てましょう。
それがあなたの幸福繁栄を実現するいちばんいい方法です。
これが前回のお話。
きょうは、これから起業しようという人を念頭にお話しますので、
すでに起業済みの方はスルーしてもらって構いません。
テーマは、私がお薦めするリアルな起業設計についてです。
◆すでに成功している人をマークする
0から起業しようという場合、
まずはお手本を見つけることがお薦めです。
自分一人で試行錯誤するより、よほど軌道に乗るのが早いでしょう。
その際、まずはお手本の真似をするか、アドバイス通りにやってみることです。
これを「守破離の『守』」と私は呼んでいます。
「しゅはりの『しゅ』」と読んでください。
つまり、初心者のうちは教えを忠実に守ったほうがいい。独自性を出すのはそれから、
という意味ですね。
目安としては月収百万円まではそうしたほうがいいでしょう。
まだこの段階では実力は安定していないからです。
まず、修行時代に入れということですね。
◆観察
で、この修行時代に親鳥(先生のこと)のことをよく観察してください。
そして真似られるところは真似たらいいと思います。
なんなく飛んで餌を取っているようでも、
親鳥のやることにはすべて意味があり、コツがあるからです。
そして、観察したり真似たりしながら、いろいろなことに気付きましょう。
「あ、これはこういう意味があってやってたんだ」とか、「なるほどそうやるのか」、
というような発見のことですね。
ここでいっぱい発見をしておくことが、あとあと大きな力になります。
発見の仕方どうするか?
あとで自分もやってみるつもりでじーっと観ることですよ。
ギャラリーとしてではなく、プレイヤーになったつもりで見てください。
そうすると、今まで見えなかったものが見えるようになりますので。
◆ポジショニング
で、これは「観察」と相前後して行うべきですが、
自分のポジショニングを決めましょう。
「何をどういう看板を掲げてやるか」ということですね。
自分で決められる人は、仮決めでいいから「こういう看板でやろう」ということを決定してください。
「仮決め」と言っても、やりかけたらやってのけるつもりで取り組みむのですよ。
ただ、やっていくうちに少しずつポジショニングが変化していくことがあるので、
「仮」と言っているだけです。
決していい加減な気持ちで、ちょっと箸をつけてみるということではありませんので念のため。
そして、自分でポジショニングが決まらない人は、指導者につくべきです。
指導者につくときも、できれば一回きりの相談ではなく、最低5回は継続してアドバイスしてもらうことを薦めます。
というのは、私の経験でもそれぐらいやってポジショニングが決まるケースが多いからですね。
月に2回ペースでやるなら約3ヵ月。
もっと密な回数で時間短縮することも可能は可能ですが、
ご本人の気持ちが固まるのに一定の時間がかかることも多いのです。
もちろんもっと早く決まれば、それに越したことはありません。
いずれにしても、「自分はこれで行くぞ」と念いを固めることが起業設計の第一歩です。
◆マインドブロック外し
で、そのあとはお察しの通り「商品づくり」「販売」へと進んでいきます。
いくつも秘伝がありますので、楽しみにしておいてください。
ただこのプロセスでは、共通して「マインドブロックを壊す」ことが必要になるでしょう。
「マインドブロック」とは、新しいことをするときの抵抗感のことですね。
「え、私がこんなことをしていいの?」と躊躇する思いがよく出てきますので、
それを本人が深く納得するかたちで一つずつ解消していきます。
たいていは、何かを売ってお金をもらうこと自体に抵抗があるものです。
まぁあまり難しく言い過ぎるつもりはありません。
私がご指導するときは、必ずマインドブロックを一つずつ外していきます。
◆生きた実例を数多く当たる
さきほど「お手本の真似をする」と言いましたが、必ずしも同じジャンルで同じビジネスをする必要はありません。
各人に適性と強みが違いますので、画一的にしてもうまくいかないのです。
そのとき、いろいろなタイプの実例を数多く見ておくと、応用が利きやすくなります。
たとえば同じ歌を歌うのでも、いろんな歌い方をする人がいますよね。
朗々と歌う人、囁くように歌う人、小節をきかす人、ストレートに歌う人、
それぞれに成功の道がありますから、バリエーションを見ておいたほうが幅が広がるのです。
だから私の塾ではグループコンサルをやったり、音声教材ではいろいろな人と対談をしたりしています。
こういうものに触れる機会をたくさんつくることで、
自分なりのポジショニング、自分なりの歌い方がだんだん決まってくると思ってください。
あなたの個性を十二分に生かすことが、起業の成功には最もいいのです。
◆実際にやってみる
そして、起業において最も大事なこと。
それが「実際にやってみる」という行動です。
設計したことは、やってみなければなりません。
で、これがスイスイできる人はよし。
方向性さえ間違わなければ、あなたはきっと成功します。
問題は、なかなか一歩が踏み出せない人。
やはり指導者についたほうがいいですね。
それも行動力があり、行動させるのがうまい親鳥につくべきでしょう。
それがいちばんうまいのが「隼」という鳥だそうですよ。
つまり、一つひとつをちゃんと設計して、あとは行動すれば起業はうまく行きます。
そして生涯現役で価値ある仕事をして、富を得る生活が始まるのです。