ブログの書き方Q&A
遠江です。
ここでは以前、ブログ起業のメールセミナーをやったときの質疑応答を載せます。
今回は、「ブログに何を書いたらいいかわからない」、「長い文章が書けない」という質問にお答えしています。
かなり初心者向けのQ&Aですが、ニーズのある方も多いでしょう。
★Q1、自分の強みが何なのかわからず、どの分野でブログを書いたらいいのかわかりません。
Answer:この手のご質問はいっぱい来ました。
テーマ設定が難しいと思っている方は多いので、自分だけが悩んでいると落ち込む必要はまったくありません。
簡単な指針を述べておきます。
特定の分野に絞ることが現段階で難しい人は、いまのところ無理に絞る必要はありません。
智慧のレベルであれば何でもけっこうですから、書きたいことをどんどん書いていってください。
書き続けるうちに、自分の強みは必ずわかってきます。
なぜなら結果として自然とある分野に話題が集中していくからです。
それを確かめてからテーマを決めていっこうに差し支えありません。
ブログのテーマもそれに応じて変えていいです。
たしかに強みを生かして分野を絞ることは、今後、智慧を収入に変えるときには必須です。
でも、最初から無理に範囲を固定すると、たくさん記事を書けないし、なにより無理だと諦めてしまうのがよくありません。
それより、とにかく自由に書きたいことを書くべきなのです。
書いていて楽しくなければ、続くものではありません。
ただし、読む人のお役に立てるよう、大切な知識とか、悩んでいる人のヒントになることとか、自分の意見とかを書くように心がけてください。
「大切な知識」のなかには、いい本を読んで得た知識を織り込むことも有効です。
また、「自分の体験から得た教訓」は、とてもいいコンテンツになるでしょう。
逆に「あれを食べました」「誰と会いました」「どこに行きました」という日記的な内容に終始するのはNGです。
もちろん、日記的に書くと親しみがわいてキャラクターが認知される面もありますから、一割二割ていどならけっこうです。
ただ、残りの八割九割は、誰かから感謝されるような智慧を書いてください。
人に与える文章を書くのは、嬉しいもので、心を尽くすほどに、喜びが湧いてくるはずです。
とにかく書きたいことを書いているうちに、自分の強みが浮き彫りになり、自然に分野が絞られていくかたちでかまわない私は考えています。
もちろん最初からテーマがバチッと出る人はそれでけっこうです。
以下のようなアンケート返信のお答えがありました。これらはぜんぶOKです。
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・私の書きたいこと、関心のある事柄もいくつかのジャンルにまたがっていますので、そのままアウトプットしてしまっても良いのでしょうか?
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・「私の解決体験」を文章にして、ブログにアップすることが、富の第一歩になるのかも?
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・お困りごとをリサーチして【私の乗り越え体験や対策案】を文章にしたらいいですか?
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すべてOKです。それをどんどんアウトプットしていけば、いい智慧になります。
ちなみに『富伝道ランド』の「ポジショニングについての私の考え方」という記事に、関連のことを述べてありますから、あとで必ず読んでおいてください。
★Q2、1500文字はハードルが高いです。(長い文章を書く)コツを教えてください。
Answer:これも多いご質問です。
実際は必ずしも1500文字まで必要なく、最低1200文字、原稿用紙3枚分書ければ、智慧のアウトプットとしては合格ラインです。
それ以下の文章量では、読み手を納得させられる智慧として不十分ですから、あとで富に結びつかないのです。
送っていただいたブログのURLをすべて拝見しましたが、ほとんどの方は文章量が足りません。
アメブロにたくさんある芸能人の日記なら、短い文と写真でも読者は満足しますが、それは彼らがテレビや映画で圧倒的な情報を発信しているからです。
すでに熱心なファンがついているから、つぶやいてもみんなフォローするのです。
無名の人がそれを真似してもファンはつきません。
必要なのは、十分な文章量で人の役に立つ智慧を述べることです。
これだけが、あなたを有名にもし、富を引き寄せるということを知ってください。
◆それでは、1200文字以上書ける秘訣をいくつかお教えします。
①秘訣1:自分の意見を誰にも理解してもらえるように書いていれば、必然的に文章量は増える。
短い文章でも伝わるのは、家族や仲のいい友だちの間か、有名芸能人とファンの間だけです。
これらは普段から密なるコミュニケーションがあるから成立する会話なのです。
でも、あなたのブログを読みに来る人は、最初ほとんどが一見(いちげん)さんです。
その一見さんに一読してわかるように丁寧に書いてあげないと、すぐページを閉じられて「読まれない」のです。
私は「ブログで智慧のアウトプットをして富を得ましょう」という、たった一行のテーマのために、どれだけ言葉を重ねていますか?
これが、自分の意見を誰にも理解してもらえるような書き方なのです。
ちなみに、この方の質問文も、私がカッコで補足したように、単に「コツを教えて下さい」と書くより、「長い文章を書くコツを教えて下さい」と書いたほうが、誰にも理解してもらえる文章になり、字数も増やせます。
まず、これらのことを心がけて実際に文章を書いてみてください。
字数のチェックは「ワード」でも、私がこれを書いている「エバーノート」でも簡単にできますので、字数を確かめながら書いていってください。
②秘訣2:立論の直後に理由を入れる。さらに「たとえ」や「事例」で補強をしていけば、必然的に文章量は増やせる。
何かを主張したら、必ずその直後に「なぜならば」という理由を入れてください。
それではじめて論理的説得力が生まれます。
けっこう言いっ放しで次へ行く人が多いです。
それはAKB48の島崎遥香と同じで、文章上の「塩対応」になってしまうのです。
「え?なんで?」と思わせて、その答えを言わずに人の注意を惹き、しかも人気が出るのは、天才的なカリスマ性がある人だけです。
その天才的な島崎遥香でも、最近はずいぶんマスコミやネットで叩かれていますよね。
「塩対応」はインパクトが強い代わりに、リスクも高いことを知っておきましょう。
無名のあなたはそんな離れ業を真似るのではなく、丁寧に理由を入れながら、客観的に人を納得させる文章を書いていってください。
「私はこう考えます。なぜならば〜」このスタイルを身につけることで、文章量などは自然に増やせます。
こういう書き方をすれば字数はどんどん増えるので、冗長にならないように、むしろ削るぐらいでちょうどいいのです。
また、自分の考えを述べているだけでは、主観的すぎて、相手を納得させるには不十分です。
だから、立論して理由を述べたら、適度に「たとえ」や「事例」を入れて立論を補強してください。
つまり、さっき主張したことを証明するような「比喩」や「実例」を入れるのです。
わたしもよくたとえていますでしょう?
「散歩しながらインスピレーションを得ましょう」と言ったあと、「飛んでくるアゲハ蝶をうまくつかまえるように」というのが「たとえ」です。
そして、「昨日、東京ディズニーランドを二万五千歩あるいて、二十個のコンテンツタイトルを考えました」というのが「実例」です。
こういうふうに、「立論」「理由」「たとえ」「事例」が続くことによって、読者に納得してもらいながら智慧を提供することができるのです。
むしろ全部に「たとえ」や「事例」を入れたら文字数が多くなりすぎるので、割愛しながら適度に入れていく感じです。
これらを心がけることで、一つのことを言うのに原稿用紙3枚、1200文字ぐらい普通にいきます。
ちなみにきょう私はここまでで「3722文字」も費やしているのです。
でも、そんなに長く感じないのは、文章に上のような4つの要素を入れながら、「スムースな流れ」をつくっているからです。
文章量は多いのに、長く感じさせない。この辺に正解があります。
ぜひ、トライしてみてください。