バレンタインデーからの発想
遠江です。
きょうは2016年2月14日のバレンタインデーなので、それにちなんだ話をします。
遅れてこのメルマガが届いた方は、普遍的な観点から書きますので、気にせず読み進めてくださいませ。
バレンタインデーの起源はローマ・カソリックにあるという説や、日本型バレンタインデーの風習は5〜60年前に企業が販促のために仕掛けたマーケティングであるという説などいろいろあり賛否両論のようです。
なので、ここではそこに立ち入りません。
ただ、「人が人に好意を示す風習が記念日となったもの」と定義して、バレンタインデーについて語りたいと思うのです。
なぜなら「好意を示す」という「オファーする行為」が、富伝道にとってきわめて重要であると考えるからです。
なので、ここでは「女性が男性にプレゼントするもの」とか「男性が女性からもらうもの」といった性差を外して述べたいと思います。
◆2つの本質
バレンタインデーの本質は次の2点だと私は考えます。
1、人が人に好意を示す能動的な愛の行為である。
2、もらえたプレゼントによってファンの存在が明らかとなる。
つまり、「オファー」と「ファン」がポイントとなるのです。
先に結論から述べましょう。
上の2点が「富伝道」に重要なのは次の観点からです。
1、リスクを恐れずオファーすることが「富伝道」にとっては大事。
2、あなたのファンを大切にすることも「富伝道」にとって重要。
この2点をあなたに伝えたいのです。
例によって一つずつ解説します。
◆リスクを恐れずオファーすること
「富伝道」で成果を出すためには、こちらからリスクを取って提案(オファー)することが不可欠です。
その際の「リスク」とは、贈って喜ばれるかどうかはチャレンジしてみないとわからない、ということです。
喜ばれる場合もあれば、喜ばれず無視されることもある。
でも、ブログに記事を書くとは、みんなに自分の智慧をオファー(提案)することと同じです。
で、百発百中で喜ばれたいと思い過ぎると、一つも記事をアップできないことになりかねないのです。
「つまらない」と思われることに耐えられないからですね。
ところが他人はあなたが思っているほどあなたに注目してはいません。
あちらはそれほど気にしていないのに、こちらはすごく気にしている状態を「自意識過剰」といいます。
日本的な言い方をすれば「恥をかきたくない」と恐れすぎている状態ですね。
でも、この自意識過剰の恥の文化は、がんばって乗り越えるべきものです。
企画は「千三つ(せんみつ)」といわれるように、「千個出して三つ当たれば成功」なのです。
実際は小ヒットならそれより当たる確率は大きくなると思いますが、大ヒットとなるとそんなものかもしれません。
だから、とにかく手数を出さないと、「当たり」は出てこないのです。
なので、多少ねらいが外れても、頭をかきながらまた明るく次の球を打ちましょう。
「やってみないとわからないよ」というさばさばしたマインドが「富伝道」には必要です。
◆あなたのファンを大切にすること
徐々に人気が出てくると、ファンができて、売れるようになります。
だんだん売れっ子になることを目指すわけですね。
だから「富伝道」とはファンづくりをすることです。
ところがこの「人気が出る」というのは、「誰からも批判されない」ということとは少し違います。
というのは誰からも批判されないのは、逆に、誰からも気にされないことになりがちだからです。
たとえばNHKのアナウンサーのようなソツのない喋りは、批判はされなくても、人気もあまり出ません。
あるいは誰からも愛されようとする好感度タレントは、一つのシミが致命傷になるもろさも持っています。
ところが、失敗を重ねながら徐々に反応を上げていった叩き上げの人は、意外に強靭で根強いファンを獲得します。
一億二千万人もいる人口の中で、百万人にでも強く好かれると、十分な収入を得ることができるのです。
だからすべての人に好かれようとする必要はないし、誰からも後ろ指を指されないようにしようと思いすぎる必要もないのです。
むしろ「自分を好いてくれる人もいれば、嫌いだと思う人もいるだろう」と割り切って、自分の個性を伸び伸び発揮したほうがいい結果になることのほうが多いのです。
人気の出過ぎたアイドルは、逆に窮屈になって苦しむ一面もあることを知りましょう。
かといって、国民的な人気のある天才を祝福する気持ちもあったほうがいいでしょう。
要は、自分の分を知って、そこで己の相撲を取ることで、十分それなりの山に登ることが可能なのです。
◆一分のファンがあなたを支える
実際、アメブロを始めれば、やがて何千、何万、何十万人の人の目に触れることになるでしょう。
だって、アメブロだけで登録者が四千万人もいるのですから、やり方さえ知れば、それぐらいいくのは難しくありません。
で、そのなかから百人、二百人、三百人ぐらいのファンがつけば、必ず収入が入ってき始めます。
打率一割どころか、その十分の一の確率ぐらいで好きになってもらえれば、十分売上げは立つのです。
ところが「打率三割を越さないと成功と言えない」とか、「それでも打ち損じた七割が気になって仕方ない」と考えると、次のバッターボックスに立つのが怖くなります。
これは「完全主義者ほど不完全な人生を生きる」と言われる症状なのです。
この轍(わだち)にはまってはなりません。
逆に、九割九分凡退しても、一分のヒットがあれば喜べるマインドを持っておれば、きょうも機嫌よくバッターボックスに立つことができるし、そんなあなたを球場のどこかから一生懸命応援してくれている人がいることに気づいてください。
そんなファンを大切にすることです。
いまファンがいないと思っても、必ず現れることを信じてください。
いやどこかであなたを応援している人がいるのです。
少なくとも私はあなたを応援しています。
そしてその大切なファンのために、きょうも心づくしの智慧をアウトプットするのです。
これが「富伝道」の真髄だということを、心の底から訴えておきたいと思います。
◆結論
バレンタインデーの話が、かなり普遍性を帯びて「富伝道」につながってきました。
1、リスクを取ってオファーすること
2、あなたのファンを大切にすること
これがきょうあなたに伝えたい「富伝道」の道です。
そんなあなたにも、あなたにしかない道がきっと開けますので、しっかり『富伝道のススメ』を味わっていただきたいと思います。
第五章「自分の智慧をショーウィンドウに並べる」、第九章「初心者は何から始めればよいか」をお読みください。
まだ見ぬ人のために希望の灯をともしましょう。