ダブルの法則

遠江(とおのえ)です。

もう20年ほども前になるでしょうか。

私がまだ組織にいた頃の話です。

当時、自分でやるセミナーが人気を博し、活動の成果も大きく上げていた支部長が地方におりました。

そこで「なぜ、そんなにうまくいっているのか」ということを彼に訊いたところ、

「ダブルの法則」という謎の答えが返ってきたのです。

どういうことか?

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セミナーで話すとき、ある立論をしたら、直後に事例を入れるのが効果的なのはわかっている。

ただ、一つだけの事例では、「それはたまたま起きたことではないか?」という疑いが聴衆から消え切らない。

だから、編み出したのが、同じ命題でもう一つ別の事例を用意すること。

これが「ダブルの法則」だ。

この「ダブルの法則」によって、みんなの反応が変わったと。

かいつまんで言えば、そういうことでした。

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「なるほどな〜」と深く感銘したことを覚えています。

一つの命題をダブルの事例で説明する。

たしかに一個だけ事例を挙げても、まだみんなの顔が十分に晴れないことが多いのは、経験上よくわかります。

しかし複数事例を挙げているうちに、納得が腑に落ちて、みるみるみんなの顔が「わかった!」と輝くのですね。

だから同じことを、違う角度から説明することが大事なのです。

それ以来、この「ダブルの法則」は私の武器の一つになりました。

 

◆もう一つの事例

私は昨日、結局のところ、こういうことを言いました。

「富伝道の文章力を使ったら、あるものが予想をはるかに超えて高く売れた」。

そしてその事例として、ヤフオクで時計を売ったときの文章を挙げました。

ただこれはまだ”シングルの事例”にすぎません。

ひょっとしたら、それはたまたま起きたラッキーかもしれない。

まだ文章力の価値を証明するには足りない、と感じたかもしれません。

そこで「ダブルの法則」に鑑み、もう一つ事例を提供しましょう。

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それは「鞄文章」とでも名付けられるもので、

私が12年前に16万円で買った鞄を、103,000円で売ったときのものです。

12年落ちですよ。

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これは「時計文章」と考え方は同じだけれど、まったく違ったものを、まったく違った切り口で書いたもの。

でも、ほぼ同一の結果た出ています。

ブランドもスウェイン・アドニーといって、ルイ・ヴィトンやエルメスと比べて知名度は全然落ちるものですね。

それを、時計のときとは全く別の方が、予想をはるかに超えた高値で買ってくれました。

この文章を読んでもらえば、私の言う富伝道のスキルが、いかに効果的かわかるはず。

この2つ目の文章自体が、私による「ダブルの法則」の実践例です。

 

◆「鞄文章」プレゼント

この「鞄文章」を、例によって、来月行われる「文章力セミナー」を申し込んでくださった方に差し上げます。

昨日お出しした「時計文章」と同じくセミナーで解説しますので、よき事前学習になるでしょう。

これらの文章には、いくつも秘訣があるので、一つひとつ解き明かしていきます。

もちろん、その内容はこれまでメルマガやサイトでは一切公開しておりません。

秘伝の内容ですので、楽しみにしてください。

 

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