考えることが好きになる道

遠江(とおのえ)です。

「考える」って素晴らしいですね。

何を考えても自由なんですから。

どんなことでも己の心ひとつから始めることができるって、本当に嬉しいことです。

特にネット時代になり、
ネットビジネスという形態を通じて、
自分の智慧を富に変える方法が確立してきましたから、
まさしく「自分の考えたことが智慧に変わる」時代です。

もちろん富を得るためには行動が不可欠ですが、
その行動の元になる「考える」という行為の質が、
その人の成功を決めているのです。

コピーライティングでもマーケティングでも、
結局はその人の考えの質で成否が決まります。

なので、きょうは「考える」ことに再び焦点を当ててみます。


◆考えることは楽しい

あなたに、どうしてもお伝えしたいこと、それは「考えることは楽しい」ということです。

まずは、私の拙(つたな)い例を聞いてください。

私は15年前、自分の考えをメモする用として、一冊の黒革の手帳を買いました。

そして、休日に都内のバスに乗り、渋谷までの道のりのあいだ、最前列の最も見晴らしのいい席で、将来のことを考え始めました。

自分の智慧を富に変えるためには、
「考える」ことが重要だということはわかっていましたので。

普段乗らないバスというものに乗ったのは、なにか手帳に自分の考えを記(しる)す事始め(ことはじめ)に、
今までにない経験を自分にさせたかったからです。

いろんなことを思いつくと、バスが停車するたびに、簡潔にメモしていきました。

簡潔にした理由は、バスは揺れるので、停車してるときにしかメモできなかったし、
小さな手帳だったので、長い文は書きづらかったからです。

考えを簡潔にメモするためには、「こうすべきなんだろうか」「そうかもしれない」といった迷い気味の言葉ではなく、
「こうする」「そう思う」という断定口調が便利でした。

もちろん迷いがゼロではなかったにしても、自分なりに割り切って、
手帳に書くときには「結論を書く」と決めたのです。

そういう手帳にしたかったともいえます。

手帳に書きながら、未来を創りたかったのです。


◆考えたことが現実化する

「こうする」「こうなる」と結論を書き連ねているうちに、
「こんなコンパクトに、自分の未来を創ることができるんだ」という気になりました。

「すべてはこの、自分の考え一つから創っていけるのだ」と思って嬉しくなったことを、はっきり覚えています。

とても自由で幸福な思いが湧いてきたのです。

その後15年、私は横浜にいたときも、名古屋にいたときも、サンパウロにいたときも、大阪にいたときも、
そしていま東京に戻ってきたときも、「自分の考えをメモする」習慣が続いています。

その間、最大の発見は、「考えついたことは、たいてい実現する」ということでした。

大きな構想については、まだ実現していないものもありますが、中くらいのものはけっこうな割合で、
小さな思い付きにいたってはほとんどの確率で実現していると言ってよいでしょう。

150冊の手帳に加え、同等かそれ以上スマホにメモをしてきた男の言うことです。

多少の信憑性はあると信じていただいて結構です。

考えついたことは、たいてい実現するのです。

そして、いまや「考えること」は私の趣味になり、手帳かスマホを前に、一時間二時間はらくに考えることを楽しめます。

この文章も、いろんな場所で考えてメモした断片を、パソコンの前でまとめているのです。


◆環境整備への投資

では、どうすれば考えることが楽しくなるのでしょう?

ズバリ、整理された静かな環境で、一人になる時間をつくって考える習慣をつけると、
考えること自体が好きになります。

なぜ「環境づくり」が大事なのか?

それは乱雑に散らかったところにいると、その乱雑波動を受けて、自分の心も乱雑に散らかるからです。

「波動」というのがわかりにくければ、「雰囲気」ぐらいに考えてもらってもかまいません。

「一人になる」というのは、別にスタバにいてもいいのですが、
あまり頻繁に誰かから話しかけられることのない環境、と捉えてください。

人と話すことは別途とても大切なことですが、
考えが途中で中断されることが多くなると、
深い思索は難しくなりますので。

できれば、智慧のある人が書いた本などが並んだ書斎で考えるのがベストです。

それは智慧ある人の智慧の波動が、自分によき影響を与えてくれるからです。

よき環境と静かな時間をつくることが、考えるために必要な投資です。


◆考える人から習う

さきほど「智慧ある人の智慧の波動が、自分によき影響を与える」と言いました。

それについては「適切な指導者」を得ることにも大きな力があります。

たとえばある人が、一つのテーマで一時間でも二時間でも、智慧に満ちた話ができるとします。

人によっては、それがそのままコンテンツになる人もいます。

「コンテンツ」とは、本や映像になって多くの人に価値を与えるものです。

これは、その人が普段からよく考え続けているからできることです。

そして、よく考える人になりたければ、よく考える人に習うのが、いちばんの近道になります。

「生きた人から直接受ける影響」というのは、
本や映像を遥かに超えたものになることを知ってください。

だから、セミナーに出たり、コミュニティに入ったり、個人セッションを受けることに価値が出るのです。

「これは」という人を見つけたら、
本やネットでその人に触れるだけでなく、
「リアルで会う」ことを考えたほうが
自分を変える機会になるのです。

いずれにしても考えることは楽しいものです。

考えることを趣味にしていただきたいと思います。

なぜなら、考える力はオールマイティだからです。

あなたの新しい人生を創造する力の根源がそこにあります。

それでは、また。

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