思いの実現力の鍛え方

遠江(とおのえ)です。

きょうは、富の夢を実現するときに、絶対必要になってくる「エンジン」についてお話しようと思います。

つまり、月収百万円とか、年収一千万円を実現するときに必要な原動力についてです。

車を走らせるとき、「エンジン」がなければ走りませんよね。

富の世界に近づいていくときにも、あなたには「ある動力」が必要です。

その「動力」「エンジン」とは、一言で言って、「思いは実現する」という心の力です。

この「思いは実現する」という心の力は、ものごとを発展させるときに不可欠な力になります。

逆に、この力が弱いと、ぜっかくの夢も実現しません。

なので、あなたは「思いの実現力」を、ひたすら鍛錬する必要があるのです。

いわゆる「筋トレ」のようなものを想い浮かべていてください。


◆思いの実現力を鍛錬する方法

では、これを日常的に筋トレするには、どうすればいいのでしょうか?

実は、この力は「意識的に何かをやる」ということで、普通に鍛錬できます。

つまり、「私はこれをやろう」と意識して、何かをやればいいのです。

もっと言えば、「これをやる!」という断言型の思いでおこなうほうが、より効果的な筋トレになるでしょう。

言葉には力がありますので。

そうすれば、男性の方であれば、どんどん筋肉が増強して、スーツの似合う「いいガタイ」になりますし、
女性の方であれば、どんどんお腹が引き締まって、美しくくびれていくわけです。

逆に、「なんとなくやる」という惰性に流されると、この筋力はどんどん衰えてしまいます。

下腹が出て、猫背になり、眼も濁っていくでしょう。

違いはただ「意識して何かをやる」ことだけ。

ただこれだけのことで、普通の日常を送りながら、「思いの実現力」を鍛えることができるのです。


◆豊橋カレーうどん

たとえば、私は以前、セミナーをやるために豊橋に出張して駅ナカのビジネスホテルに泊まりました。

行く道すがら、「夕食は、豊橋で一番人気のあるものを食べる」と決めました。

その土地を理解する何かの手がかりがつかめるだろうと思ったからです。

ネットで調べると、「カレーうどん」を扱っている店が人気の一位、二位を占めていました。

そこで、ホテルに荷物を置いて、街に繰り出すと、私は迷わずそのうどん屋さんを目指し、ドアを開け、「カレーうどん」を注文したのです。

うどんが来て、食べてみてびっくりしたのですが、「豊橋カレーうどん」は、麺の下からさらに「とろろごはん」が出てきました。

つまり、「カレーうどん」と「カレーライス」を両方いっぺんに食べられるのが、豊橋の名物だったわけです。(笑)

なにせ、テーブルの上には「名物・豊橋カレーうどんの食べ方」という一枚ものの説明書が置いてありましたし、二位の店も「豊橋カレーうどん」を謳っていましたから。

隣にいた女性の二人客も、旅行者だったのか、「うわー、ご飯が出てきた~」と声を挙げていました。(笑)

つまり経営学で説かれるところの「差別化戦略」を、豊橋のうどん屋も実践していたのです。


◆ここでのポイント

さて、もし私と同じホテルに泊まったビジネスマンがいたとして、
この人が、「夕食になんか食べるか」と思ってふらふらと商店街を歩き、
たまたまこのうどん屋に入って、たまたまカレーうどんを注文したとします。

やってることは、私とまったく一緒ですよね。

でも、思いの世界で起きていることは全然違うのです。

私は「豊橋カレーうどんを食べよう」と思って、その通り食べたわけですから、ここで思いは一つ実現しています。

ポイント1ゲットです。

「ああ、豊橋に来て、いちばんの名物を食べられた。おもしろいうどんだったな」

「やっぱり自分は思ったことを実現したのだ」という、ほのかな自信と共に、満足の一杯を平らげたわけです。

そして、この体験が話のネタになって、いまあなたにお話ができています。

ところが、横に座っているビジネスマンは、「たまたま、惰性で食べた」のであり、ここに何の思いの力も使っていません。

なので、たいした感慨も湧かないだろうし、満足感も薄いはずです。

いかがでしょうか。こういうちょっとしたことも、「意識してやる」のかやらないのかで、全然違ってくるのです。


◆その展開例

そして、こういうことは「一日の計画」を立てるときにも違いとして出てきます。

前者は、「きょうは、これこれこれと、これをやる!」と一日の初めに計画して、次々にそれを片づけていきます。

「これをやろう」とメモした頭に「□(しかく)」を付けて、一日の終わりに、それに「チェック」を入れていき、ささやかな満足感にひたります。

「ああ、やろうと思ったことが全部できた」と。

しかし、後者は、何となく来た仕事をこなして、気づいたら一日が終わります。

そこに何の満足感もありません。

そうしているあいだに、両者の間に「思いの実現力」における差がついていきます。

そして、こういう積み重ねの果てに、「富を得る」という実現力も違ってくるわけです。

おわかりでしょうか。

「何かをやる」と意図して、「その通りやる」という「思いの実現力」が、富を得る「エンジン」なのです。

この力は使っていると鍛えられ、使わないでいると退化する特徴があります。

人生はちょっとしたことで違ってきます。

ゆえに、今日の晩御飯は、惰性で決めるのではなく、「これを食べる」と決めてそのとおり実現しましょう。(笑)

それではまた、お会いします。

さらに「思いの実現力」を強める方法を知りたければこちらをどうぞ。
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