お金を稼ぐために必要なたった1つのこと
遠江(とおのえ)です。
お金を稼ぐというのは、なかなかたいへんなことです。
この秘訣を
私はよく3つの大事なことを挙げるかたちでお話することが多いです。
それは、三段論法という言葉があるように、3つの段階を経ると、人によく伝わりやすい、説得力を持ちやすい、ということがあるからです。
ただ、3つというのはものごとを整理したり、理解を深めるときには非常に力がありますが、大事な勝負どころで行動するときには「たった1つ」という考え方のほうが強いことがままあります。
別の言い方をすれば、「3つを1つにする」という智慧が、ここ一番のときには大事になると私は考えています。
◆二人の起業家
今日の午後は、二人の起業家の方と相次いで親しく話をしました。
一人は海外からの人材派遣業で、もう一人はダイエットコーチ業なので、ぜんぜん違う畑ですが、どちらも努力家でそれなりに成功されています。
楽しくお話したあと、少し考えてみましたが、どちらもお金を稼ぐのには、いくつかの連携プレーを回して成果をあげています。
つまり、何か一つのことだけで収益が上がるわけではなく、幾つかの要因をつなげて富を得ているわけです。
たとえば海外の人材派遣業なら、①ベトナムの日本語学校と提携して人材を確保し、②来日したら自分のところで教育し、③企業に営業して人材派遣をして、④万一問題があればすぐフォローする。
四つの流れを最適化しながら、収益を上げていきます。
ダイエットコーチ業のほうはネットを絡めていますが、①ダイエットテキストを自分でつくったのち、②ブログで集客し、③メルマガで教育し、④セールスレターで販売して収益をあげています。
単純化していますが、こちらも四つの流れを最適化することで、お金を稼いでいるのです。
このように、四つなら四つの要因を組み立ててはじめてお金が稼げますので、これから始める人から見れば、難しく思えるわけですね。
◆お金を稼ぐための本質
なので、もう少しやる気が出るように、上の二つを抽象化して本質をシンプルに見てみましょう。
つまり、お金を稼ぐのに最低必要なのは、①商材づくり、②集客、③販売の3点です。
そして、他の人がつくった商材を売るだけなら、①集客と②販売だけすれば、お金は稼げます。
しかし、集客も販売も、煎じ詰めたら売ればよいだけの話です。
結局、「売る」ことさえできれば、お金は稼げるのです。
なかなか稼げない人は、「売る」ことに集中していません。
あるいは、「売る」ことに心の深いところで罪悪感を感じています。
だから売れないし、稼げないのです。
もちろんこれは、ゴリ押しで売ろう売ろうとすることを勧めるものではありません。
そこは間違わないでいただきたいのです。
◆たった1つの力
では、自然に売れるために必要なものとは何でしょう?
どのような力があれば、円満に買っていただけるのでしょうか。
それは「説得力」である、と私は考えています。
説得力があれば、見込み客を集められます。
説得力があれば、買っていただけます。
そして、説得力があれば、商品も実はつくれるのです。
お客様に「おもしろいな」「なるほどな」「じゃもらおう」と思ってもらえば商売は成功です。
すべて「説得力」ではないですか。
◆説得力を生むたった1つの道
では、人間としての説得力はどうすれば出てくるか。
私は偉業を果たすことが、いちばん人間的説得力を出す源泉になる、と考えています。
素晴らしいことをやった人は、言うことに説得力が出るじゃないですか。
王貞治に説得力があるのも、松下幸之助に説得力があるのも、素晴らしい実績があるからですよね。
では「偉業」はどうしたら果たすことができるのか?
いますぐに、何から始めればいいのか?
で、自分はどうすればいいのか?
ここに戻ってきますよね。
私は、きょう一日、目の前にある課題でヒットを打つことだと、確信しております。
868ホームランの偉業も、目の前の打席のヒットから。
ヒットを重ねるなかに、ホームランが生まれるのが王道だと思います。
私もきょう、午前中に一記事書いたあと、午後いっぱい起業家たちとお話し、夕方から散歩に出て19時半のいま、二本目の記事を書き終えようとしています。
私にできる目の前のことが、いまは人と話し、学んだりアドバイスをし、智慧を書き貯めて、多くの人々のお役に立つことだからです。
富の本質は人の役に立つことです。
そして、お金を稼ぐために必要な「説得力」は、目の前の一打席でヒットを心がけることです。
その積み重ねが、必ず大きな富を引き寄せます。
その道を共に歩みませんか?