江遠（えとう）教室開講

江遠だ。

この「富伝道ヴォイス」は、一つの大学のようにさまざまな教室を開講する構想だと聞いている。

その中で私のポジショニングは、本気で稼ごうと思っている者に、最も大事だと思っていることをズバズバ言うところにあるので、

「まだそこまで行ってない」などと怖気づく者は相手にしないことを最初に言っておく。

そういう者は他の教室に行ってほしい。

その代わり、絶対稼げるようになる！と決意している者には、これほど価値ある講義はない、というものを出していく。

そこで、オレの最初の講義は「商品を必ずつくれ」ということをテーマにする。

◆売りものをつくれ

君は稼ごうと思っているわけだから、もうポジショニングをある程度決めているはずだ。

どのジャンルで戦おうか、ということぐらいは考えているのだろう。

それなら次は「何を売ろうか」ということを模索しろということだよ。

何かを売るから収入が入る、これはわかるだろう？

「個人セッション」を売るのか、「情報商材」を売るのか、はたまた何らかの「サービス」を売るのか、

売り物が決まらないかぎり、いつまで経ってもただブログやメルマガを書くだけに終わることを知れ。

それではだめだ。

売るものが決まっているから、そこに向けていろいろな情報発信をやる、というのが筋だ。

遠江の軌跡を思い出すがいい。

あいつは最初に「個人セッション」を売ろうとした。

次に「アメブロ起業塾」を売ったよな。

そしていまは「富伝道ヴォイス」だ。

それらを売るために、ブログを書いたりメルマガを出したりしていたということだよ。

それを、ただ「買ってください、買ってください」と奪う愛的にやったのでは成果が出ないから、

いろんな智慧を与えて与えて与えてしたということを知らねばならない。

与えながら売る、そういうことだな。

でも、最初に決めていたのは「何を売るか」ということなんだ。

◆一対一から始めよ

売りものづくりにはいろんなケースがあるが、それを網羅的にくどくどここで言うことはしない。

その代わり、初心者にいちばん薦めるものをズバリ言っておこう。

それは「一対一のサービスから始めよ」ということだ。

「一対一のサービス」とは、「個人セッション」とか「対面サービス」のことだよ。

電話や実際に会ってアドバイスしたり、目の前の人に整体をしたり、ネイルをしたり、そういうことを言っている。

ああ、きょうは物販は除外する。

化粧品を売ったり、パワーストーンを売ったりするような物販は、ちょっと構造が違ってくるから、その話はしない。

あくまでコーチ、コンサル、士業、整体師関係の、無形のものを売ることに話を絞るのでそのつもりで。

そのようなサービス型の起業をする場合、

「一対多」で初心者が最初から稼ぐのは難しい。

それは、「一対一」で経験を積んでからやるものだ。

「富伝道ヴォイス」のようなものを最初から出して成功するものではないということだね。

だから、君の考えるべきは、

「一対一なら、自分は何を売れるだろうか」ということ。

これを常に公案のように念頭に置くのだ。

◆リサーチ

何が売れるかはリサーチぐらいしなさい。

自分がやってみようか、と思うキーワードをグーグルで検索して、そこに同じことを考えている者がどれだけいるかぐらいは見ておけよ。

ああ、このフィールドでこんなふうに稼いでいる者がいるのか、とか、

ああ、ここにはそんなに市場はないんだな、とか、

それぐらいにリサーチはしなけりゃ話にはならない。

そう思って本屋に行けば、関連コーナーに行ってパラパラ本をめくってみたりもするだろう。

「富伝道ヴォイス」の聴き方も変わってくるだろう。

アンテナを張って、レーダーのように探査しながら、自分は何だったら稼げるのかをリサーチしまくるんだよ。

自宅で思い悩んでいるだけの者は、尻を蹴っ飛ばす必要がある。

いまはイージス艦の時代で、リサーチの足りない者は勝てない世の中になっていることを知ってほしい。

どうしてもわからなければ、なぜ遠江に「個人セッション」を申し込まない？

必死に探せば必ず見つかる。

この原因・結果の法則、縁起の理法は昧（くら）ますことのできないものなのだ。

◆そしてUSP（自分にしかない強み）

リサーチはしてみたけど、そんなスキルは自分に何一つないと諦め顔の者。

違うよ。

誰が最初からお金が取れると言ったのか。

最初は無料セッション、無料サービスからやるのだよ。

ただでやらせてもらって、そこで経験を積みながら、徐々にお金が取れるようになっていくのだ。

だからつべこべ言ってないで、何をやってお金をもらおうか、腰を入れて考えてみろ。

ここで稼げなかったら飢え死にする、というところに自分を追い込んで考えろと言っている。

起業家はみんなそこからスタートする。

だから給料をもらう立場の者とはガッツが違ってくるんだよ。

そのとき必要なものは自分のUSPだ。

USPなしに出ていったら、他の手強い競合の間で埋もれてしまって、全然稼げないことになるからな。

稼げそうなフィールドなんだけど、まだ他の者がやってないような特徴を何かつくって、そこで勝負するのだ。

餃子専門店で勝負するなら、「ミニ餃子」にするとか「ゆず入り餃子」にするとか、何か特長をつくれ。

ネイルをするなら、「スピリチュアルな開運ネイル」にするとか、「５０歳以上限定ネイル」にするとか、戦う場所を絞って限定戦に持ち込むということだよ。

後発組で広いフィールドに丸腰で出て行っても、誰に見向きもされないみじめな結果が待っているだけだからな。

何かユニークな立ち位置をつくって、そこで売れるものを考案せよ。

◆勉強とテストに明け暮れる日々

売れるものを考えついたら、そこから必要なものは勉強、勉強、勉強だ。

そしてテスト、テスト、テストが必要になる。

関連書籍は十冊は読みたまえ。

無料セッションは十人はやりたまえ。

研究してはトライし、うまくいかなくては改善し、そしてまた再トライする。

ここでプロになっていくんだから、失敗したら路頭に迷うと思って必死にやれ。

ただし、自由におもしろくやれ。

やってて楽しいと思えないようなら、そいつはまだ「へたれ」にしか過ぎないのだよ。

誰が「へたれ」に金を出すか。

「あーおもしろい」「これやりがいがあるなあ」と幸福感が出てくるときに、人は集まってくる。

だから必死に楽しんでやれと言っているのだ。

◆収入目標を持て

そして最低月収三十万円は目指せと言っておきたい。

三十万円達成したら、次は百万円だ。

その次は三百万円、そして一千万円。

遠江が「富の奥義」で言っていた三倍の法則を実践するのだ。

収入が入ってくれば、すべてが報われる気がするだろう。

金ではないけど金なのだ。

苦労して稼いだ金は、決して無駄遣いしないようになる。

無駄遣いは絶対しないが、投資には金を惜しまないようになったら一人前だ。

その頃にはビジネスが何よりの趣味になっているだろう。

だから言っておく。

売りものをつくれ。

必ずつくるべし。

そこから逃げてはいけない。

そしていつかこの叱咤激励をいい思い出にせよ。

では今日の講義はこれにて終わりにしよう。