What、How、Whyによる願望実現法

遠江(とおのえ)です。

事業に成功するためには、願望実現力が強くなければいけません。

もちろんその願望は、多くの人の幸福につながる正しい願望である必要がありますが、その上で強い実現力が不可欠なのです。

私もこれまで数々の願望を実現してきましたし、これからもこの力を使ってさらに正しく大きく素晴らしい願望を実現していこうと思っています。

そこでこれまで使い込んできたこの力のエッセンスを一度まとめてみようと思います。

それは私の言葉で言えば「What,How,Whyによる願望実現法」になると思っています。

ただ書くと長いのでここからは「WHW実現法」と記(しる)すことにします。

◆What

願望を実現するにはまず、「何を実現したいのか」をはっきりさせる必要があります。

「自分はこれを実現したい」「このようにしたい」「これがほしい」ということを明確に言葉にするべきです。

言葉に出すことで願望は必ずその力を増しますので、簡潔で中心を射た言葉で願望を表現してください。

登山でいえば「エベレストに登る」と言って、山頂を指差すようなものです。

これは大目標ですが、その過程において、小目標や中目標を実現するときにも、当然Whatをはっきりさせます。

「いい登山靴を揃える」とか「いいシェルパを雇う」とか「いいチームを組む」というふうにですね。

そして、そのWhatを実現した絵をビジュアライズします。

もう手に入れてしまったと思って、ありありとイメージを心に描くのです。

もしどうしても明確に描けなかったり、しばらくしたら描く気を失ったりしたら、その願望は追う必要のないものです。

明確に描けないということは、「まだ早い」ということでしょうし、描く気を失うということは「それだけのものにしかすぎなかった」ということなのです。

ですから、ビジュアラーゼーションをすることによって、その願望が自分にとって正しいかどうかをチェックできます。

また、ビジュアライゼーションには望むものを引き寄せてくる神秘の力もあります。

「引き寄せ」というのは「ビジュアライゼーション」によって起こすのが本道なのです。

◆ビジュアライゼーション

実現のビジョンは繰り返し観ると、どんどん明確に、そして豊かになっていきます。

いろんな角度からその状況を見ることができるようになりますし、それを手に入れたときの感情もありありと出てくるようになります。

またそれを生かすためのさらなるアイデアも当然湧いてきます。

だから願望実現のビジョンを観ることは、趣味のようにするのがいいのです。

朝、寝床で目が覚めたときにそれを観るのは、潜在意識に入りやすくてお薦めの方法となります。

寝る前に観るといいという人もいますが、私は長年自分でやってみて、朝のほうが調子がいいです。

なぜなら、朝のまどろみは幸福な時間なので、願望実現のことを考えるのにちょうどいいからです。

あとは移動の最中に景色を見ながらやるのも効果的です。

景色の移動が「前進している」という印象を当然与えるので、願望実現もぐんぐん近づいているという感じが出ます。

よく願望を実現する話をすると、悩ましい表情をする人がいます。

それは、Whatを決めるとき、「でもどうやるのか」というHowの心配を同時にしてしまうからです。

そんな方法論の心配など後回しにして、先に達成のビジョンを観るべきなのに、小賢しく先回りして心配するから顔が晴れないのです。

そういう人は、Howについては、Whatを決め、ビジュアライゼーションを楽しんでから、徐々に引き寄せるぐらいの余裕を持っていただきたいものです。

◆How

「How」というのはハウツーのことであり、どうやって実現するのかの方法論のことです。

これは先ほど「徐々に引き寄せる」と言ったように、目的地を決めイメージを固めれば自然に集まってくるところがあります。

桃太郎が鬼退治をすると決意したら、猿と雉と犬が集まってきたようなものですね。

劉備玄徳が理想の国実現の大志を抱いたら、関羽、張飛、諸葛孔明たちが集まってきたのと同じです。

方法論(How)は志(What)の下位概念なのです。

だから、Whatを決めるとき、Howの心配をするべきではないのです。

あくまでWhatを決めてから、Howに手を付けるのが正しい手順です。

ただ、方法論がなければ実現しませんので、Howには全力を賭ける必要があります。

「引き寄せられる」という他力に頼らずとも、「自分で見つける」という自力だけでやってのけるぐらいの気概が要ります。

また、「一人でもやる」ぐらいの独立不羈の精神があるところに、他力が臨んで協力者が集まるものなのです。

さらにいえば、劉備が三顧の礼をとって諸葛孔明を迎えたように、優れた知恵のある人に習わせていただくという謙虚な姿勢も、このHowの段階では必要になります。

その道のプロにノウハウを学ぶことで、実現までの時間短縮ができるからです。

◆Why

方法論がわかって、達成までの仕組みをつくり始めるとき、必ず必要になるのは「説得力」です。

人を動かさなければ、ものごとは先に進まないからです。

仲間や部下や取引先を動かすのも「説得力」、見込み客を集めるのも「説得力」、サービスや商品を売るのも「説得力」、説得力がすべてに必要です。

そして、その「説得力」を増す方法が「Why」なのです。

「なぜそうなのか」「なぜそう言えるのか」「どうしてそうするのか」、常に理由を明確にして説得していきます。

この説得の段階では、理由を言葉にするという言語化能力が必須です。

最もしっくり来る言葉で、その原因を的確に表現することで、説得力が増すからです。

こうして、あらゆる行程を説得力を使って動かしていくことで、願望を実体化させていくのです。

ウォルト・ディズニーがディズニーランドを建設するとき、あらゆる社内の反対を説得して、みんなを動かしていったように。

ここには無数の説得が必要だと思ってください。

◆まとめ

かくして願望は「What」「How」「Why」を経て実現します。

この考え方は普遍的なものなので、あらゆる業種、あらゆる事業、あらゆる時代に通用するものだと私は考えています。

あなたもこの「WHW実現法」で、自らの願望を力強く実現していってください。

それではまた。

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