歯科医向け高額ビジネスの可能性

遠江(とおのえ)です。

歯科医は一時期最も儲かる開業ビジネスとして隆盛を極めました。

ところが最近はあまりに増えすぎて6万もの歯科医が開業したので、過当競争になり、新たなマーケティングが必要になってきています。

まぁそれでも年収一千万を下る歯科医はまだあまりいないでしょうから、いまのうちに次の発展の仕込みをする資金力は十分に持っています。

新規開業にも四〜五千万円要るわけですから、そのごく一部を差別化するための勉強に充てるのはひじょうに賢い戦略といえるでしょう。

その歯科開業医、あるいは歯科開業医to be層に対する重要な教育サービスが「矯正歯科向け情報サービス」になると私は見ています。

「矯正歯科」とはたとえば歯並びを直すといった、通常の虫歯医療を超えた抜本対策を施すための歯科とここでは定義します。

この矯正治療は一回の治療費としてひじょうに高額を取れますが、一方ではその技術を持っている歯科医が数千人と全体の1割以下ですから、大きな差別化ポイントになりうるのです。

私のクライアントにもこの矯正歯科としての高い技術を持っている人がいますので、先日個人コンサルをした際に、ご本人の考えていなかった大きな可能性をアドバイスいたしました。

◆専門技術のコンテンツ化

この方は現在、いくつかの歯科医を矯正医療の専門医として巡回し、そこそこの高収入をあげておられるのですが、体力的限界もあり、自前での開業を検討していました。

ご本人は独自の研究と臨床によって、同業の矯正歯科医よりかなり抜きん出た知識と技術を持っておられます。

私のような起業家コンサルから見れば、これはかなり大きな富を獲得できる専門技術であることが見えるのですが、医療界の通例としてマーケティングやコンテンツメイキングの知識がほとんどないため、労働集約型の発想しか持っておられなかったわけです。

そして、ある角度から見たら非常に遅れた業界であるがゆえに、智慧の導入によって、抜きん出た成果を上げる可能性が隠されているといえるのです。

この場合は、医療界と情報ビジネスの異質結合により、ひじょうに大きな可能性が見いだせるというケースになります。

ではもし私がこの方であればどうするか、という角度から今後の戦略を述べてみたいと思います。

◆進んでいる業界と遅れている業界の異質結合

私がもし高い矯正歯科としての専門技術を持っているとしたら、私は「矯正歯科支援ソフト」をコンテンツメイキングし、ダイレクトレスポンスマーケティングの手法を使って、全国の歯科医にそれを販売します。

つまり、自分だけにしかない高度な専門知識をコンテンツとしてまとめて、ニーズのある人達に、インターネットを通じて売っていくわけです。

この業界にはまだ有効な教育コンテンツがほとんど存在せず、また集客マーケティングもひじょうに前時代的なものにとどまっていますから、ここに大きなビジネスチャンスが存在するというのが私の考えです。

ただし、自分では高い専門知識を駆使できるということと、それを他の人に教えて成果を出させるということの間には、深くて広い断層がまだ存在します。

少なくともコピーライティング能力として、他の人にわかりやすくおもしろく伝えるスキルがなければ、ヒットする情報商材にはならないでしょう。

また、顧客に対してさらなるコーチ、コンサルを進めていく対人教育スキルが足りなければ、ほんとうの意味での成功者をつくることも難しいでしょう。

これを可能にするためには、コンテンツメイキングから始まって、集客・教育・販売・リピートという、私が提唱しているところの「マーケティングの四王道」を実戦レベルでマスターした人のサポートが必要になってくるはずです。

そして、こういう川上から川下まで全体像を俯瞰でき、さらにチューブの中を問題解決しながら進んでいける実現力が備わっているサービスというのは、きわめて希少価値があるのです。

私がリサーチしたところでは、それを十二分の備えているサービスというのは、まだほとんど存在していません。

逆にいうと、このような異質結合によるイノベーションを実戦レベルで起こせる力があれば、いくらでも市場に大きな付加価値を提供し、かなりの富を引き寄せることが可能だと思っています。

◆新たなスターの輩出

私がこの「富伝道ランド」でなんどか取り上げているセブンイレブンの総帥・鈴木敏文さんは、これがおできになるので流通業界の金字塔を打ち立てておられるのです。

ただ、鈴木さんはすでにご高齢ですので、これからの市場開拓には新しいスターが出てこなければならないでしょう。

私は自らもそうありたいと願っている一人ですし、またそのようなスターを多数養成する志も強く持っております。

理論と実践の両輪を回しながら、実戦的な教育を施すことで、このような有為な人材を多数輩出することが可能だと考えているのです。

その意味で低成長時代とはいわれていますが、なんの、まだまだ新たなフロンティアはわれわれの前に雄大な姿を隠していると私は考えています。

そのための求心力にこのサイトがなるよう、日々念じ、智慧を発信し続ける所存です。

それではまた。

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