選挙の勝ち方
遠江(とおのえ)です。
今年(2016年)は、半年後の7月に参院選挙があります。
いま国防最前線は、尖閣と辺野古基地移転の問題を抱えた沖縄でしょうから、ここに一つの重要な選挙戦が展開されると予想します。
沖縄の参院選では現職の糸数慶子氏(沖縄社会大衆党)が、2007年の第21回の参院選挙で376,460票取ったのが過去最高得票ですから、四十万票取れば当選確実と見ていいでしょう。
ちなみに糸数慶子氏は日本共産党、社会民主党、生活の党、みどりの風から推薦を受けている人物です。
もし彼女の政治信条をよしとしないのであれば、選挙で戦って勝つ以外に道はありません。
沖縄の投票者数はほぼ百万から百十万人の間を推移していますから、四十万票ならほぼ四割取ればいいということになります。
そこできょうは、沖縄参院選で四十万票とるにはどうしたらいいかを題材にしながら、「選挙の勝ち方」について述べてみたいと思います。
◆選挙も富伝道も同じ
私は選挙も「伝道」も同じだと考えています。
ということは、どちらも「読んでもらい(聴いてもらい)」「信じてもらい」「行動してもらう」という3つの壁を越えることが成功の秘訣になります。
また、私は選挙と「富」にも関係があると思っています。
つまり「資産を増やす」という考え方のなかに、票の増やし方の秘訣があるということです。
すると上の二つを結合させると「資産を増やしながら三つの壁を越える」ことが、「選挙の勝ち方」になるはずです。
では、選挙における「資産」とはいったい何でしょう。
それは端的に言って、「メルマガリスト」のことだと私は考えています。
なぜ「メルマガリスト」が選挙資産になるのかというと、これが継続フォローをしている支持者リストになるからです。
つまり、メルマガを「読ませて」「信じさせて」「行動させれば」、手厚いフォローをしながら票は取れるのです。
この考え方を深く理解してください。
そうすれば、ほしい得票数+αのメルマガリストを集めることができれば、選挙には勝てることがわかります。
「+α」としたのは、メルマガ読者全員が投票してくれるとは限らないのでバッファーを取っているのです。
もし私が沖縄四十万+αリストにメルマガを出し続ければ、しっかり得票を取ってご覧に入れる、ということです。
あるいは、非常に説得力のある、「読ませて」「信じさせて」「行動させる」筆力のある人がメルマガを書けば、得票は取れます。
それが候補者ご自身であってもいっこうにかまいません。
私は富の考え方を伝道に持ち込む「富伝道」を標榜しておりますが、選挙も富伝道も同じなのです。
◆リスト集客の重要性
すると、大事なのは「リストを集める」ことになります。これを「集客」と言います。
ここでの「集客」の定義は「見込み客を集めること」です。
マーケティングでは「集客」に最もコストがかかります。
いま一つのメルマガリストを集めるのにかかる費用は、「うまくやって千円、普通にやって二千円、下手をすると三千円」というのが相場です。
どこに費用をかけるのかというと、インターネット広告(PPC広告という)にかけるのが主です。
すると、四十万リスト集めるのに、かける二千円として、八億円必要になります。(単純計算)
しかし、うまくやればその半額ぐらいで集めることができるのではないかと私は考えています。
たとえば、上を補うものとして、人海戦術でメルアドを集めたり、効果的なイベントを打って参加者からリストを獲得したり、PPC広告の出し方の工夫で費用対効果を上げたりいろいろできるからです。
しかし、集客には必ず費用がかかりますから、一定の投資をすることは必須となります。
日本を救う革命を起こすためなら、この投資は実に有益だと思うのですが、いかがでしょうか。
◆ダイレクト・レスポンス・マーケティング(DRM)
もちろん、2016年7月の参院選まであと半年で、四十万リストを集められるかどうかはわかりません。
やってみないとわからないのです。
これは起業におけるリスクとまったく同じで、絶対の保証を求め始めたら、そもそもチャレンジはできません。
しかし、「1リスト2000円程度で集められること」、「メルマガで3つの壁を越えるのは可能なこと」、しかも「このリストは資産として以後もずっと使えること」は確かですから、この投資は無駄にならない極めて有効な投資です。
仮に半年で四十万リスト集めるのが難しくても、一年、二年、三年と時間をかければ必ずリストは集まりますので、その段階で当選が見えることになります。
私は個人で三十万リストを集めている人を知っていますので、組織的にやれば決して不可能なことではないことがわかります。
一方、こうしたストック型の考え方を取らず、毎回フロー型の考え方でやったら、いつも0からのスタートで貧乏暇なしの世界に入っていくことになります。
「フロー型」というのは、毎回街宣や戸別訪問を単発的に行い、選挙が終わるとフォローをやめてしまう戦い方のことです。
ストック型とフロー型の違いは、たった1つ、「見込み客リスト」を集めているかどうかだけです。
補足すれば、「見込み客リストを、メルマガで教育し続けておく」ことが、この場合のストック型のポイントになります。
平時は一週間に一度とか、月に二度ぐらいのメルマガ発行でかまわないので、大した負担にはなりません。
そして有事になったら三日に一度とか、毎日という具合にメリハリをつければいいのです。
このように、リストを取って資産型で選挙戦を進めれば、いずれ必ず当選者を出せる負けない戦いができるのです。
この、リストを取ってメルマガで教育し、成果を上げる手法のことを「ダイレクト・レスポンス・マーケティング」(略称DRM)と言います。
もし3年間みっちりDRMで選挙戦をやったら、無名の候補が国会議員に当選することは十分可能だと私は考えています。
一つひとつ着実に積み上げていけば、必ず数年後には選挙に勝てますし、総力を結集すれば半年で奇跡が起こせないとも限りません。
繰り返しますが、そこで半年間総力を結集したことが決して無駄にならず、次の選挙戦で資産として使えるのがDRMの優れたところなのです。
◆勝利の実例
このDRM型選挙で勝利したのがオバマ大統領です。
彼は、リストを取り、メルマガで3つの壁を越え、多額の寄付金と多数の得票を集めて、下馬評では圧倒的に有利と言われたヒラリーを予備選で破りました。
その勢いで本選でも共和党のロムニーを破って大統領に当選したのです。
オバマが政治家として弱腰だからといって、その選挙戦略まで否定する必要はありません。
彼は実際、それほど潤沢でない資金を使ってお金と票を集め、不利な戦いに逆転勝利しているのですから、その智慧は謙虚に学ぶべきです。
もちろん私はDRM戦略を単にオバマ氏の受け売りで主張しているのではありません。
自分でDRMを実践し、何度も大きな成果を上げている実績をもとに申し上げているのです。
DRM戦略は選挙戦にたいへん有効です。
投資額も資産化できることを考えれば決して大きくはありません。
それがすべてだとは申しませんが、しかし、これは実に有効な革命成就法なのです。
一定の投資さえ決断されれば、いつでも仕事としてお手伝いする用意があるということをここに申し上げておきます。