私の観たネットビジネス業界図
遠江(とおのえ)です。
きょうは誰も表立って話をしないことを話します。
裏ではやっているのかもしれませんが、私がこれから言うのは、誰かから裏話を聞いて、それを拡散するような次元の低い話ではなくて、私がこの十年、岡目八目でこの業界をじっと眺めてきて、徐々に浮かび上がってきた認識です。
ですから、これは二次情報以下のものではなく、私から発する完全一次情報です。
ただ、私が主に見てきたのは、2007以降の流れであり、そこに重要なものが集中していると思っていますので、それ以前の前史には触れません。
はっきり言えば、和佐・木坂の「ネットビジネス大百科」以降の話になります。
きょうは一冊の本を書くわけでなく、いつもの論考のボリュームで概括しますので、いきなり結論から入ります。
◆ネットビジネス業界概括
先駆者が始めたビジネスを、
二番手のなかから一気に拡大する者が現れて、
今度は三番手以降にその手法を教えるビジネスが勃興し、
いま成熟期に入って、コンビニ業界のように少数の強者に統合される時期にさしかかっていて、
もうすぐそれとはまったく別の新しいものが出てくる。
これが遠江の観た2015年11月7日現在の、ネットビジネス業界の概括です。
当たっているかどうかは歴史が証明してくれるでしょう。
サラッと書いていますが、重要な知見がここには含まれていますので、よく覚えておいてください。
◆誰が大儲けするのか
先駆者は、どの歴史でもそれほど儲かりません。
大儲けするのは二番手です。
三番手以降は小粒になります。
そして、ある程度で大勢が決まり、それ以降はなだらかに下降しながら定着し、
その停滞のなかから、次の新しいものが起こるのです。
この「二番手」「三番手」の中にはもちろん固有名詞がたくさん入ります。
特に二番手で大儲けした幾つかのグループはみなさんもよく知っている人たちです。
はっきり言ってこれ以降は、小粒になりますし、いまからこの業界で大物が出てくる可能性は、歴史の運動法則から見て、かなり低いでしょう。
いわゆる情報商材を売るネットビジネス業界においては、もう一攫千金の時代は終わりました。
これはアメリカのゴールドラッシュでも、石油業界でも、日本の家電業界でも、どこでも起きていることですので、そんな大きくは外れません。
ロックフェラーや松下幸之助は、典型的な二番手大儲け組に入ります。
ここまで偉大なスケールではなくとも、あなたが大儲けしたいなら、次に現れる先駆者の二番手につくことです。
◆これからの未来予測
これからはコンテンツの内容に大きな変化が起きるでしょう。
目に見える世界を背後で司っている目に見えない巨大な価値観が姿を現してくるはずです。
私がこのサイトに「富伝道ランド」と名付けている意味も、実はそこに関係しています。
「富」と「ランド」という言葉は、いま誰にでも受け入れられる普通のメジャーな言葉ですが、「伝道」という語に異質感があるでしょう。
これは、異質なものを普通のものではさんでいるのです。
いまは普通のもののほうがメジャーな働きをしますが、いずれ異質なものが大きくブレイクします。
奈良の東大寺でも、入口の門の左右に立っている金剛力士像が強そうに見えますが、本当に強いのは奥に鎮座している大仏のほうでしょう?
その暗喩が「富伝道ランド」という私のサイトの名前の奥にも潜んでいます。
ここから先は、未来のことになりますので、現在進行形でついてきていただく必要があるでしょう。
それではまた。