「教育」とは段階的に導く愛

遠江秀年(とおのえひでとし)です。

きょうは、「ネットビジネスの智慧の本質」とは何なのか、
「なぜ、ネットビジネスで富が得られるのか」ということについて述べたいと思います。

私はそれを、「段階的に導く説得力」だと考えています。

私はネットビジネスを、
ブログで集客し、メルマガで教育し、セールスレターで販売するものとして実践しているのですが、
このなかに、「段階的に導く説得力」が息づいているのです。

ただ、「ブログ」とか「メルマガ」とか「セールスレター」というのは、
あくまで現在有効な方法論にしかすぎませんので、
ここでそこに立ち入ることはいたしません。

方法論というのは、時代とともに移り変わる諸行無常なものだからです。

時代が変わればまた新しい手法を私は採用することになるでしょう。

しかし、この「段階的に導く説得力」という本質は、時代を超えて普遍的なものだと思っています。

ではなぜ、ネットビジネスにおいてそれが可能になるのでしょう。

◆情報処理能力

ネットビジネスにおける説得力とは、
智慧を定期的に発信して、
それを読んでもらい、徐々に信じてもらい、最後に行動してもらうというかたちで完結します。

読者の側から見れば、毎日少しずつ興味が深まり、だんだん深く信ずるようになり、やがて行動するに至るのです。

これがもし、いちどきにいろんなことを言われると、
たとえそれがいいものであっても、頭が混乱してよくわからなくならないでしょうか。

「混乱した脳は、常にノーと言う」という言葉があります。

たくさん言われているうちに、頭の整理がつかなくなってくると、「もういいわ」とページを閉じてしまうようなものです。

人間の情報処理のキャパシティには限界がありますので、
許容限度を超えるとフリーズしてしまうのです。

「フリーズ」とはパソコンが処理容量を超えると、動かなくなる状態のことです。

そういうときには、入力する情報量を落として、緩やかにしていかなくてはなりません。

人間に対するときもこれと同じ配慮が要ります。

◆継続性

また、発信する回数を増やしていくということは、相手と接触する頻度が増すことになり、人には繰り返し接するものに、より親しみを感じるという性質があります。

一回で5時間話をするより、
30分ずつ10回に分けて話をしたほうが、より親密になるということです。

これは「信ずる」という心の動きは、徐々にしか形成されないということを意味しています。

わかりやすい例では、マメな男がよくモテるということですね。

あなたも初対面からプロポーズされたら「イエス」とは言えないでしょう。

たとえ相手に好意を感じ始めていたとしてもです。

相手に受け入れてもらうには、少しずつ段階を経なければならないのです。

まず喫茶店で会い、次に食事をし、楽しい経験を何回か繰り返し、
辛いときに助けてもらったりした上で、はじめてプロポーズが成り立つのです。

これを単なるテクニックと私は考えません。

それだけ繰り返し好意を伝えること自体に、「誠意」とか「真心」が必要になるからです。

誠意とか真心という努力を通じて、はじめて「信頼」というものが生まれるのです。

◆与える愛

ネットの場合はとくに、相手と直接会わないわけですから、そこに誠意や真心を込める必要が出てきます。

繰り返し有益な智慧を伝え続ける、といった努力が不可欠になるのです。

そして、それは相手を徐々に、しかして着実に引き上げるという愛に通じるはずです。

ですから私も、ネットを通じて繰り返し、いろいろな角度から智慧を提供しています。

智慧を提供し続けることで、与える愛を実践しようとしているのです。

その愛が相手にとって嬉しいかどうかは、受け手の判断に委ねるしかありません。

こちらができることは、ただただよかれと思う智慧を与え続けることのみです。

ただ、その「与える」という行為自体に「喜び」が伴っていることは確かです。

不思議ですが、愛は与えた者の喜びになると思えるのです。

私もブログやメルマガを書き終えたあとは、なにか満ち足りた幸福感に満たされます。

これはもう神様から与えられた恩寵としか言いようのないものです。

◆時間の猶予

また、受け取り手の側から見れば、一定の期間を経て智慧を受信することで、間の期間で自分なりに咀嚼することが可能になる利点も生まれます。

前回ああいう智慧を貰った。

そのときはそんなによくわからなかったが、しばらく生活しているなかで、「なるほどな」と理解が深まった。

その頃に、次の智慧が送られてきたので、以前よりよほどよくわかるようになった。

こういう効果は小さくないと思えるのです。

結局「知識」というものは、自分で考えたり実践してみないと「智慧」に変わりません

どんなにいいことも、やってみなければ血肉には変わらないのです。

また、いつやるかは当人に委ねるべきで、急かすと台無しになることが多いです。

だから「教育」には「待つ」という忍耐が必要になるのです。

「時間の猶予」そのものが、教育における愛だと私は考えています。

◆ネットビジネスの素晴らしさ

このように、徐々に智慧を発信し、
継続のなかで時間の猶予を与えながら、教育の愛を育む、
これが最もいいかたちで現れた
ネットビジネスのあり方だと思っています。

ネットビジネスは「段階的に導く説得力」を発揮しやすい手法ということです。

そこに必要なのは、時間に耐えて智慧を紡ぎ続ける努力であり、
その努力を助けてくれるのは、与えた者に与えられる幸福感であり、
それはきっと神の恩寵ではないかということ。

ゆえにネットビジネスは素晴らしい。

これがきょう私があなたに伝えたかった智慧です。

ありがとうございました。

販売の極意5ポイント

1 Responses to “「教育」とは段階的に導く愛”

  1. 堀田秀明 より:

    愛知県でセールスコピーライターをしています。

    セミナー開催の予定はございますか?

    ぜひお会いして直接お話を伺いたいと思っています。

    以前、何度かお会いしたことがございます。

    どうぞ、よろしくお願いします。

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