成果が出るセミナーの受け方
遠江(とおのえ)です。
きょうは勉強好きのあなたに、成果が出るセミナーの受け方をお教えします。
私自身、数多くのセミナーを受け、その都度結果を出してきました。
さらにセミナーを行う側になって数多くの成果を出す人と、残念ながら成果を出せない人を観てきましたので、これは体験から醸しだされた智慧になります。
私の場合、セミナーやコンサルをしたクライアントは成功するまで面倒を見ますので、離れていく人は追いませんが、大多数の残っている人たちには必ず大きな気づきと満足を与えているつもりです。
ですから、成果を出している人もいま頑張っている最中の人も、お話すればたいへん喜ばれ、幸福な関係を気づいております。
ただ、ここで私が「成果」と言っているのは、セミナーやコンサルを受けた後、めきめき実績を出すようなことを指しています。
あなたもセミナーを受けたり情報商材を買ってみて、とてもよかったんだけど、いざ自分がやるとなると、そんな進んでなくて残念、と思ったことはありますよね?
人生、そんなカッコよく行きませんから。
でも、そんなあなたが、迷い路を抜けて成果を出すためにはどうすべきか、というのがここでの主旨です。
◆聴いた話の中から自分の実践すべきことをつかむ
まず、セミナーを受けるのは「自分のやるべきことをつかむため」という意識を徹底してください。
(以後、「セミナー」という言葉で「コンサル」や「情報商材」も含むものとします)
いいやり方があればつかむし、いいのがなければスルーする、という態度が正解です。
ピンと来ないものは平然と無視してください。
実践できない自分はダメだ、などと思う必要はありません。
ときどきセミナーを受けるたびに、「ああ、また実践できなかったダメな私」と溜息をつく人がいますよね?
そんなストレスを抱える受け方をする必要なんてどこにもないんですよ。
セリに来て、美味しそうなマグロを取って帰るために来てるんですから、買わなかったマグロに懺悔してどうするんですか。
仮にいいのが一つもなかったとしても、「ああ、きょうはハズレだったな」と、帰りに美味しいコーヒーでも飲んで普通に戻ってくるぐらいでちょうどいいんです。
とにかく、セミナーでは「どれが自分にとって美味しい智慧か」、「どれをやったらもっと成功できるのか」というところに集中しましょう。
「これはやってみよう。いい智慧が手に入った」という収穫が一つでもあれば、あなたのセミナー受講は収穫があったのです。
◆美味しい智慧のつかみ方
私がここで言う「智慧」とは、「実践の智慧」のことです。
つまり、ノウハウ、ハウツー、方法論のことですね。
それ以外の智慧を否定しているわけでは決してありません。見識とか大局観とか文学的感動とか。
でも、成果を出すための勉強に必要な智慧は、「実践の智慧」なんです。そこを間違わないでくださいね。
その上で、私が推奨するおいしい智慧のつかみ方は、「何をすべきか」と「なぜすべきか」がいい感じで心に入ってくるものをつかむことです。
「ああ、それをやったらうまくいくんだ」ということと、「ああ、そういう理由で大事なんだ」ということが心に強く響いたら「買い」です。
同じことを別の言い方で言うと、「どういうやり方をやったらいいかがサーッと見えるもの」、「これは絶対やらないと成功できないよな、と納得できるもの」があなたが採用すべき「実践の智慧」なのです。
逆に言うと、「何をすべきかがイマイチ曖昧なもの」や「なぜすべきかが十分説明されていないもの」は、いいスルーしてください。
なぜなら、そういうものは少なくとも今のあなたにとって有益な「実践の智慧」ではありませんから。
「曖昧」で「理由」の腑に落ちないものはスルーです。
成果の出せないセミナーの受け方をする一つの原因は、何でも食いついて、消化不良を起こしているのです。
バイキングで一杯皿に取り過ぎて、食べ過ぎで気分が悪くなっている人がいるでしょう?
上手なバイキングの食べ方は、これは美味しい!と思ったものだけを少量皿に取ることなのです。
このようにして美味しい智慧のつかみ方を実践してください。
◆帰ったら即実践
やるべきことがわかり、その理由が納得できるものは、今のあなたに必要なノウハウですから、帰ったらすぐにやり始めてください。
間を置いてはいけません。
帰ってきたその日がベスト。
次の日がセカンドベスト。
その次の日がサードベスト。
ここまででやれなかったらまずものにならないと思いますねぇ。
食べ物にも「旬」というのがあるでしょう?
あなたは冷めたピザを食べたいですか?
握り寿司は、握ってくれたのをすぐ口に入れるのがいちばん美味しいのです。
だから、セミナーから帰ったら即実践です。
それを得るために高いお金を払ってきたんでしょうが。
そして、元を取る以上の利益を出すためにセミナーを受けたんでしょう?
だったら帰ってすぐ実践がただ一つの正しいやり方です。
◆実践しながら学ぶ
そして、やってみると学んだときには見えなかったことが必ず見えてきます。
「なるほど、聞きしに勝るとはこういうことなんだ」と予想以上の効果に嬉しい驚きを覚えることでしょう。
これは自分にとって必要な「実践の智慧」をやってみたときの功徳です。
一方、やってみると新たな疑問にぶつかることもあるでしょう。
「ここまではうまくいったんだが、そこから先に新しい課題が出てきたぞ」という場合です。
これは実は進歩しているのです。
先に進んだから、ゲームの次の面が出てきているのです。
だから、そこに新たな攻略法が必要になってきます。
このとき、セミナーで学んだ資料や音声や映像などをもう一度学び直してみてください。
意外に、「次の攻略法」が中で説かれている場合が多いですから。
メンターは当然、あなたの次の面も攻略済みなのです。
だからすでに説かれていることが多いし、その段階に来て、はじめてあなたの腑に落ちるのです。
つまり、「実践」しながら「学ぶ」、「実践」しながら「学ぶ」という尺取り虫のような運動形式が、ひじょうに成果の出る学び方になります。
◆まとめ
よろしいでしょうか。
「成果が出るセミナーの受け方」とは、
①自分にとって美味しい「実践の智慧」をつかむ
②帰ったら即実践
③実践しながら学び直す
この3つです。
①智慧つかみ
②即実践
③学び直し
と覚えてください。
①智慧つかみ、②即実践、③学び直し、でセミナーからきっちり成果を出して前進していってくださいね。
ではまた。