新聞から智慧を得て、記事を書く方法

遠江(とおのえ)です。

ネットビジネスを成功させるには、
自分の書いた文章が人に読まれる、ということが不可欠ですが、
これを毎日書くとなるとネタに困る人が多いでしょう。

なのできょうは、毎日発行される新聞から智慧を得て、ネタにする方法を
お教えしようと思います。

◆複数の新聞にざっと目を通す

まず私は、いろいろな角度からの情報を得たいので、
3紙以上の新聞を買います。

たとえば「朝日新聞」と「産経新聞」と「日経新聞」という具合に。

なぜこの3紙を選んだのかというと、
左翼系の「朝日」と右翼系の「産経」で、記事の書く価値観はまったく違ってくるのと、
経済系の「日経」はまた別の視点から記事を書いてくるので、
全体を網羅しやすいからです。

これ以外に、もっと仕事のネタを探したいときには、
「日経MJ」とか「日経産業新聞」なども混ぜるとよいでしょう。

よりミクロな業界情報が載っていますので。

そして、こういった複数の新聞をなるたけ広いテーブルの上に一紙ずつ広げて、
赤鉛筆(私の場合は皮を剥きながら使えるダーマトグラフ)
を片手に、おもしろそうな記事のおもしろい部分に線を引きながら、
ざっと読んでいきます。

線を引きながら(といってもざっとですが)読む理由は、
あとで読み返すときに早くポイントにアクセスできるからです。

自分で赤線を引いた文章というのは、関心のあるところが目立っているので、
ひじょうに読み返しやすいし、読んでいておもしろいのです。

こうやって、おもしろい記事にチェックを入れながら、
15分ぐらいでざっと読んでいきます。

◆ドヤラー

たとえば過日、2015年10月10日の日経新聞に、
「『ドヤラー』都心に定着」
という記事がありました。

(以後、日付は151010というふうに略記する)

「ドヤラー」とは、スタバなどでパソコンで作業している人のことです。

ドヤ顔でパソコンを広げているからそう呼ばれたからですが、
話題になり始めた2010年頃は、そういうネガティブな捉えられ方だったのが、
5年経って、組織に縛られない働き方として、
徐々にポジティブな評価を社会から受けるようになってきているわけです。

記事に取り上げられたドヤラーは、
通販サイトのデザイナーで、
スタバで作業する理由は、
「会社や自宅よりよいアイデアが浮かぶから」と述べていました。

ネットビジネスで富を得る人々が、街にあふれて市民権を得つつある、
ということです。

つまり個人で稼ぐ人々が、
組織に縛られない生き方として徐々に認められてきているなー、
ということがドヤラーの記事でおもしろかったのです。

◆他の記事と異質結合させる

ただし、単に一つの記事がおもしろかったぐらいでは、
とうてい付加価値の高い記事にはなりません。

そんなものは読めばわかるからです。

なので、何かそこから新しい智慧を生み出すには、
有効な手立てとして「異質結合」というものがあります。

これは読んで字の如く、
異なる質のものを結び合わせて新しい発見をする、
ということです。

たとえば同じ日の新聞ではないのですが、
先ほどの記事の一週間後の日経新聞に、
「リクルートが人材紹介に人工知能を使う」
という記事がありました。

これまで人がやっていた仕事を機械にやらせようという発想です。

なぜそういうことを始めたのか、という理由を探すと、
これまで同社は企業と人を結びつける事業で成長してきたが、
ネットの普及で人と企業が直接つながるようになったので、
既存のやり方では足元が揺らいできたからなのでした。

◆ちょっと試しに異質結合をしてみる

ここで先程の「ドヤラー」と「リクルート」が結びつき始めます。

つまり、リクルートのような大手企業でもネットの影響で仕事内容が変化し、
一方で、ネットの仕事をしている人はオフィスを出てスタバで仕事しているのです。

ネット時代になると、新たなアイデアが勝負になるので、
大手企業を出て個人で仕事する人が増えるのです。

それは人混みのなかにいるとアイデアは出にくいが、
快適な環境で一人になれるとアイデアが出やすいことを意味します。

また、ネットで稼ぐには、
「企業」と「個人」を結びつける分野で仕事を取れる可能性が高い、
ということもここから読み取れます。

ちなみにリクルートの記事には、
美容室のネット予約率はまだ10%なので、
潜在需要は高い、とありました。

スタバで作業するドヤラーの方々は、
美容室にネット集客の提案をすれば、
9割の美容室の中からたくさん仕事が取れて、
年収1000万円を達成できるかもしれません。

まぁちょっと試しにやってみただけですが、
少なくとも、「ドヤラー」の記事と「リクルート」の記事を
異質結合してものを考えた人は、ほとんどいないでしょうから、
ここに「独自性」という付加価値が生まれやすいのです。

◆まとめ

ネットビジネスで見込み客を集める「集客」をするには、
ブログを書き貯めて、それが多くの人に読まれ、
そこからメルマガの登録をしてもらうのが王道です。

これに成功するには、
日々書き貯める記事のネタが勝負になります。

ネタに困ったときには、
近くのコンビニで新聞を3つほど買ってきて、
赤鉛筆を片手に30分ほど上のような読み方をすれば、
ネタの1つや2つは出てくるものです。

私もこの記事を書くためにざっと読んだ新聞のなかから、
「ドヤラーとリクルート」のネタ以外にもう一つ、
「ビックカメラ」と「セブンイレブン」の記事の異質結合で、
新しいネタを発見しています。

400円ほどの投資で、やがて一千万円ほどの富になるアイデアが出せることもあるので、
新聞から智慧を得て記事を書く方法には、
かなり高い付加価値があるのではないでしょうか。

それではまたお会いします。

さらに濃い智慧を得たければ、こちらへどうぞ。
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