リストにメルマガを流すのがなぜ大切か

遠江(とおのえ)の富伝道ランドです。

前回は、「集客においてリスト取りすることが大切だ」ということを述べました。

そこで今回は、「リストを取った後どうするべきか」についてお話していきます。

◆リストの放置現象

見込み客リストは、2週間以上放置すると、先方はこちらのことを忘れていきます。

そうなっては苦労して集めた見込み客が逃げてしまいます。

ゆえに、見込み客リストをフォローすることが重要なのはおわかりでしょう。

しかし、フォローするといっても人間関係が十分出来ていない相手にいきなり電話をかけるは、相手を引かせてしまうリスクがあります。

かといって、いきなり訪問するのはなおさらでしょう。

しかも、電話も訪問も相手が留守の場合も多いのです。

でも、一人ひとりに手紙を出すのも切手代が要れば、投函しに行くのも手間がかかります。

すると、そんなコストのかかることは実際にはなかなかできないものです。

そうこうしているうちに、二週間ぐらいすぐに経って、せっかくのリストが陳腐化してしまうことになります。

つまり、「リストの放置現象」が出てくるのです。

◆手紙の威力

もっともコストがかからず、しかも相手を引かせることがないのは「メール」ということになりませんか?

実際、成功しているマーケティングはみな「ステップ・メール」といって、適度なタームでメルマガを送る手法を取っています。

でも、それが当たり前の業界はまだまだ少ないのが現状です。

その理由として、「メールは冷たい感じがして効果が少ない」とか「たくさんのメールが送られてくるので、埋もれてしまう」と言う方がたくさんいます。

ほんとうにそうでしょうか?

私は見込み客にメルマガを送り続けていますが、心待ちにしてくれる人がたくさんいて、そのなかから実際の顧客がたくさん生まれ、その後ファンになってくれる現象が広がっています。

たとえば、2700人の見込み客にメルマガを送って、3カ月のあいだに10万円の高額セミナーに200名の受講者が出たという実績があります。

高額商材の成約率が7%というのは、メールマーケティングでもきわめて高い数字です。

それはなぜかというと、メルマガの内容をその他大勢と差別化して、ひじょうにおもしろいものを送っているからです。

人に読んでもらえ、信頼してもらえ、動いてもらえる内容を、創意工夫して熱意を込めて送っているのです。

「メルマガは読まれない」というのは「つまらないメルマガは読まれない」ということであって、「魅力あるメルマガはちゃんとファンが付く」ことが実証されています。

しかも、メールは一度書いてしまえば、大量の人に一瞬で届き、さらに留守ということがなく、しかも無料なのです。

付加価値の高いメルマガは、見込み客との信頼関係構築に、絶大な力を発揮することを知ってください。

◆蓮如の御文

いちど信頼関係が築け、ファンになってくれた見込み客には、いろんなものが売れるようになり、繰り返し買ってくれるリピーターになってくれるのです。

このメールによるマーケティングは現代だけに有効なのではなく、数百年前に大きな成果を上げた人がすでにいるのです。

室町時代の蓮如上人は、浄土真宗の中興の祖として有名ですが、この方は「御文(おふみ)」という直筆の手紙を木版印刷して各地の信者に送り、大変な反響を巻き起こして、電話もTVもない時代に、一人で百万人伝道を成し遂げているのです。

最も有名な「白骨の御文」は「それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに」という名調子で始まり、その内容のおもしろさや社会現象的な人気の爆発は、スピルバーグを連想させるものすらあります。

つまり、蓮如の御文を見るために、四方八方から集いに人が集まってくるぐらい評判を取っていたのです。

だからメールといって馬鹿にしてはなりません。

書き方一つで、燎原の火の如き伝道効果があるものなのです。

実際、コピーライティングといって、卓越した智慧と文章力のあるメルマガは、一通で億の富を稼ぐことすらあるのです。

◆リストとメルマガの一体化

ゆえに、「リスト」を取ったらそこに、魅力的な「メルマガ」を流すのが、現在においては最も効果的なマーケティングの手法です。

ステップメールによって段階的に教育された見込み客であれば、行事に誘っても大量動員が可能ですし、新刊書を薦めればベストセラーにすることも可能ですし、かなり高額なものを売ることも十分に可能です。

つまり「リスト」は「メール」と一体になったとき、莫大な富を引き寄せる可能性を持つのです。

「顧客台帳」と「手紙」を一体化させて、千両箱をいっぱいにする。

「信者台帳」と「御文」を一体化させて、百万人伝道をする。

繰り返しますが、これがいま最強のマーケティングといわれるダイレクト・レスポンス・マーケティングの真髄なのです。

それではまた。

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